物価や光熱費の高騰が激しく、生活するだけでお金がかかりますが、「趣味にかけるお金は別」という考えの人も多いのではないでしょうか。
All About編集部が実施した「趣味への支出に関するアンケート」から、趣味への支出事情を紹介します。(調査期間:6月26日~7月2日)
26歳女性、年収300万円でライブ観戦、舞台鑑賞が趣味
今回は、神奈川県横浜市港北区在住・26歳女性のエピソードを紹介します。検査技師として働いており、年収300万円、月収は手取り25万円。現在は未婚だそうです。趣味は「ライブ観戦、舞台鑑賞」で、きっかけは「母親がライブ観戦が趣味だったから」と話してくれました。
チケットと交通宿泊費で月30万円使うことも
趣味に使うお金は、直近1カ月で4万円、年間では平均60万円だそう。1カ月で趣味に使ったお金は最大30万円で、内訳は以下の通りです。■ある1カ月の支出内訳
・チケット:15万円
・交通費、宿泊費:15万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2020年)」によると、年収295万~351万円の人の1カ月あたりの平均教養娯楽費は1万8063円。回答者の趣味への支出は、平均を大きく上回っているようです。
趣味への支出が「月の収入を上回ってしまう」ため、貯金ができず……
趣味にかけるお金はどのように管理しているか尋ねると、「ボーナスを貯金したり、フリマアプリで不用品を売るなどして貯金しています」と、趣味のために貯金しているそうです。趣味への支出について困っていることは、「月によって支出の差が大きく出るため、支出の多い月は支払管理が大変になることがある。また月の収入を上回ってしまうこともあり、その場合は貯金からやりくりするため、将来に向けての貯蓄がなかなか貯まらないのが悩みです」と答えてくれました。貯金をしても結局趣味に使ってしまうため、将来のための貯蓄は難しいようです。