新SNS「Threads(スレッズ)」の残念なポイント5つ、アカウントを非公開にしたユーザーが思うこと

Twitterの代替になるかと期待されている新しいSNS「Threads(スレッズ)」ですが、現時点では残念なポイントもいくつかあります。数日使って感じた注意点を紹介します。

InstagramやFacebookを提供するメタ(Meta)社がリリースした新しいSNS「Threads(スレッズ)」。7月6日の正式ローンチ後、24時間で3000万ダウンロードを記録するなど順調にユーザー数を伸ばしているようです。
 

この記事では、これからThreadsを使ってみようか検討している人に向けて、現時点で感じる「残念なポイント」を5つ紹介します。

「Threads(スレッズ)」のアカウントを作って後悔しないために

筆者は普段Instagramのアカウントを6つ、Twitterのアカウントを5つ運用していて、Threadsもアカウントを3つ作ったのですが、既に1つは非公開にしています。その理由も以下で触れていきます。
 

なお、Threadsに限らず新しいWebサービスはリリース後にどんどんブラッシュアップされていきます。ですので、Threadsについても以下に挙げるポイントは今後改善されていく可能性があります。あくまで7月10日時点の情報としてご参照ください。
 

Threadsの残念なポイント(1)アカウント削除ができない

以前話題になった音声SNS「Clubhouse」がリリースされた直後もそうだったのですが、Threadsについてもアカウント削除(退会)機能がありません。※ひも付けたInstagramアカウントも同時に削除すれば退会できます
 

Twitterの代替になるかもしれない新しいSNSだからといって気軽にアカウントを作ったのは良いものの、やはりアカウントを削除したい、といったことができません。現時点でできるのは非公開(プロフィールを利用解除)のみ。

非公開にしてもひも付けたInstagramのアカウント上にはThreadsを使っているという印が付いたままで、タップすると「このコンテンツは現在利用できません」の画面になる

Threadsはメタ社がInstagramの強みを生かしながら作ったSNSだけあり、Instagramの機能やネットワークを継承している部分があります。ユーザーはInstagramのアカウントを使ってアカウントを新規作成。Instagramのアカウントを持っていない人はまずInstagramのアカウントを作ることになりますが、既存アカウントをそのまま使ったほうが登録が簡単なこともあり、多くの人は既に利用しているInstagramのアカウントを使うことになります。
 

ここで注意したいのが、Threadsのアカウント作成時に使用するInstagramアカウントが、これから作るThreadsのアカウント利用目的と一致しているか、という点です。例えば、Instagramはリアルの友達とつながっているけれど、ThreadsはTwitterのように匿名アカウントとして使いたい場合。Threadsはアカウント作成後にフォローするユーザーを選択できますが、その際にフォローをしなくても、ひも付いているInstagramのユーザーの情報は何かしらの形で関連している可能性があります。
 

繰り返しになりますが、1度作ったThreadsのアカウントは現時点で削除ができません。これからThreadsのアカウントを作成する人は、ひも付けるInstagramアカウントを慎重に選んだほうが良さそうです。ちなみに筆者もテスト的に使おうと思っていたThreadsアカウントをうっかり本名で運用しているInstagramアカウントにひも付けて作ってしまい、後々面倒なことになりそうで現在は非公開にしています。
 

Threadsの残念なポイント(2)複数アカウントの切り替えができない

ログアウト後、アカウントを選び直さないといけない

筆者はいつも趣味用、ペット用などで複数のInstagramアカウントを切り替えて使用しています。Threadsについては現時点でアカウントの切り替え機能がなく、毎回ログアウト/ログインのし直しが必要なので非常に面倒です。こちらは早めに機能を実装してほしいなと思っています。
 

Threadsの残念なポイント(3)投稿の編集ができない

Threadsは最大500文字の文章や最大10枚の画像などが投稿できますが、1度投稿してしまうと編集ができません。Instagramには編集機能がありますので、こちらも早めに実装してほしいなと感じています。
 

Threadsの残念なポイント(4)検索ができない

こちらも多くの人が望んでいる機能かと思いますが、検索機能がありません。ハッシュタグも使えないので、TwitterやInstagramのように投稿内容から同じ趣味や興味関心を持っているユーザーを探すことができません。現時点でできるのはユーザー名での検索のみとなっています。
 

Threadsの残念なポイント(5)翻訳機能がない

Threadsは英語や日本語など複数言語に対応し、EU(欧州連合)など一部を除く世界100カ国以上でダウンロードが可能なSNSです。多くの国のユーザーが利用していると思われますが、翻訳機能がないために基本的には日本語で登録した場合は日本語で、英語の場合は英語のみで楽しむことになりそうです。
 

筆者はメインで利用しているInstagramのアカウントのフォロワーが半分以上海外のユーザーのため、Threadsのフォロワーも海外ユーザーが多くなっています。Instagramの場合は翻訳機能があるので気にせず短めの日本語を投稿することがありますが、Threadsについては英語や簡単な日本語のみにしておくつもりです。
 

今後に期待

Threadsはローンチ後、まだ1週間もたっていないSNSですので、今後さまざまな機能アップがされていくことでしょう。公式発表を楽しみに待ちたいですね。
 

この記事の筆者:上口 翔子 プロフィール
IT系Webメディアの編集記者やインバウンド向け観光情報サイトの編集ディレクターなどを経て、2020年オールアバウト入社。「All About NEWS」と「All About」のデジタル領域コンテンツ編集&SEOも兼務。趣味は富士山の撮影と「ぬい撮り」(@BorisPori)。猫2匹と暮らしています。猫アカウントは(@mugiharu22)。

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