メルカリがビットコインの取引サービスを開始して約3カ月。ユーザー数が確実に増えているようで、6月28日には50万人を突破したとの発表がありました。3カ月で50万人はどのくらいのスピード感なのでしょうか。利用者の特徴も含めて見ていきます。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。
暗号資産取引の月間口座増加数は平均で7万3000口座
日本暗号資産取引業協会の暗号資産取引月次データ(2018年9月〜2023年4月)によると、ビットコインなどの暗号資産取引の月間口座増加数の平均(2022年5月~2023年4月の1年分)は約7万3000口座。メルカリのビットコインの場合は3カ月で50万口座ですから、単純計算で1カ月当たり約17万口座。平均と比較して10万口座ほど多く、非常に速いスピードで口座数を増やしているといえるでしょう。
参考:一般社団法人日本暗号資産取引業協会
約8割がこれまで暗号資産取引なしの初心者
ビットコインなどの暗号資産に関しては、「億り人」などもうかるイメージがある一方で、リスクが高いと思われている部分もあります。株式や投資信託ほどメジャーでもなく、取引にちゅうちょする人も多いのではないでしょうか。しかし、メルカリでビットコイン取引を行うユーザーの79%は、これまで暗号資産取引をしたことがない人です。そもそもなぜビットコインを買ってみようと思うのかが気になるところですが、メルカリが行ったアンケートを見るとその理由が見えてきます。