それほど日本文化に根付いたものなので、どの家庭でも作っているかと思いきや、「手間がかかりすぎる」と敬遠されがちなようです。
そんなぬか床の「めんどう」を解決してくれたのが、無印良品の「発酵ぬかどこ」(税込890円)。今、家でぬか漬けを作っているという人に聞くと、多くの人が無印良品の「発酵ぬかどこ」を使っています。
筆者もずいぶん前はぬか床を作っていましたが、気を抜くとすぐに腐ってしまうので、とうとう作らなくなっていました。
しかし5年くらい前に無印良品から「発酵ぬかどこ」が発売されたころに使い始めてから、わが家の冷蔵庫からぬか漬けが消えたことはありません。
それほど無印良品の発酵ぬかどこは、今までのぬか床に付いて回った「手間」や「めんどう」を解決してくれているのです。
それでは、無印良品の「発酵ぬかどこ」と従来のぬか床を比較してみましょう。
無印良品「発酵ぬかどこ」が解決してくれたこと
■ぬかどこの材料となる「ぬか、水、塩、だし」などを混ぜて発酵させる、捨て漬け(ぬか床の発酵を進めるために野菜くずを入れること)をしてぬか床を育てなければならない→無印良品の「発酵ぬかどこ」は買ってきてすぐに使える
■毎日かき混ぜて、空気に触れている部分を中に入れなければならない
→無印良品の「発酵ぬかどこ」は毎日のかき混ぜは不要。週に1度程度でいい
■ホーローなどの容器が必要
→無印良品の「発酵ぬかどこ」はチャック付きの袋をそのまま容器として使える
■ぬか床が場所を取る
→無印良品の「発酵ぬかどこ」のチャック付き袋は自立するので、冷蔵庫の隙間に入れられる
このように、無印良品の「発酵ぬかどこ」は、従来のぬか床の「面倒くさい」を全て解決してくれています。
無印良品「発酵ぬかどこ」の使い方
無印良品の「発酵ぬかどこ」は前述の通り、買ってきてすぐに使えるので、洗った野菜を入れるだけ。
野菜を「発酵ぬかどこ」に入れたら、野菜がぬかの中に埋まるように上にぬかをのせます。外側から袋伝いにぬかを野菜にかぶせることもできます。
食材によって漬ける時間に違いはありますが、キュウリ2~3本なら12~18時間で出来上がります。
唯一気を付けなければならない点は、チャックに付いたぬかをキッチンペーパーなどできれいに拭き取ってから閉じること。チャックに付いたぬかは、乾燥や液漏れの原因となるので注意しましょう。
無印良品「発酵ぬかどこ」の賞味期限は?
無印良品「発酵ぬかどこ」の賞味期限は、未開封の状態で製造日から240日となっていますが、ぬか漬けを作り続けている限り、従来のぬか床と同じように何年でも使い続けることができます。
お手入れ方法もパッケージの裏側に詳しく書かれてあるので、それに従ってメンテナスすれば大丈夫。ぬかが減ってきてたときは、同じく無印良品の「発酵ぬかどこ 補充用」(税込み290円)を足して使うことができます。
「ぬか漬けを作ってみたかったけど、面倒くさそうで……」とチャレンジできずにいた人は、無印良品の「発酵ぬかどこ」を使って、ぬか漬け生活を始めてみませんか?
この記事の執筆者:矢野 きくの
家事アドバイザー・節約アドバイザー。女性専門のキャリアコンサルタントを経て、女性が働くためには家事からの改革が必要と考えて現職に。家事の効率化、家庭の省エネを中心に、テレビ、雑誌、講演ほか企業サイトや新聞で連載。テレビのクイズ問題の作成や便利グッズの開発にも携わる。