長岡弘樹さんの小説が原作で、これまで2020年、2021年にスペシャルドラマが放送されている『教場』シリーズ。2023年4月クールには、月9枠で連続ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)が放送されています。
All About編集部は5月29日~6月15日、全国276人を対象に『教場』シリーズに関する独自のアンケートを実施。本記事ではその中から、元テレビ局スタッフの筆者が、歴代『教場』シリーズに出演した好きな男性俳優ランキングを紹介します。
2位:北村匠海(教場0/遠野章宏役)
2位には、遠野章宏を演じた北村匠海さんがランクイン。『風間公親-教場0-』に登場した新人刑事で、主人公・風間公親の「風間道場」に参加し、指導を受けることになります。素直で真っすぐな性格をした遠野は、大切な人との約束を果たすために刑事になろうと必死に風間の指導に食らいつきます。
爽やかな笑顔と優しいまなざしは、北村さんのキャラクターにピッタリ。頭脳明晰(めいせき)で風間の信頼を勝ち取った遠野は、北村さんの人気もあり今回のドラマで屈指の人気を獲得します。しかし、念願だった刑事への一歩を踏み出した遠野は、森山未來さんが演じる凶悪犯「十崎」に千枚通しで刺され殉職。正義感が強い若手刑事を、北村さんは等身大の演技で表現し続けました。
コメントを見ると、「本当に警察官にいたらいいのになと思うくらい魅力的に感じました」(千葉県/30代女性)、「北村さんは木村さんと負けないくらいに存在感がすごいなと感じました。最後の刺されるシーンは、息をするのを忘れるほど迫力があり見いってしまいました」(東京都/50代女性)、「若々しい警官から刑事になる過程を示してくれている感じがしました」(埼玉県/50代男性)といった声が寄せられています。
1位:木村拓哉(風間公親役)
1位には、シリーズを通して風間公親を演じている木村拓哉さんがランクイン。スペシャルドラマでは、神奈川県警察学校の「最恐の教官」として、実践的な方法で訓練生たちを審査していきます。常に退校届を突きつけてくる冷酷な性格ながら、訓練生を思う優しい気持ちを持つ難しい教官役を木村さんは表情や目の動きで見事に表現。
さらに、教官になる以前を描いた『風間公親-教場0-』では、新人刑事を育て上げる「風間道場」の指導官として登場。常に冷静沈着で、新人刑事や犯人に向けられる鋭いまなざしはこれまでの木村さんが演じてきた役にはない恐ろしさを感じさせました。
風間という独特な雰囲気を持つ刑事を、木村さんはベテランならではの演技力で作り上げることに成功。唯一無二の存在である風間公親は、木村さんでしか演じることができないキャラクターになっています。
コメントを見ると、「やはり主人公が重要で、キムタクは良い意味で安定したクセがあって心地よいです」(北海道/50代男性)、「普段は軽い感じなのにあの重厚感がすごい」(宮城県/30代女性)、「今までの木村拓哉の演技とは違いいろんな振り幅があると思ったから」(福岡県/50代女性)といった声が寄せられています。
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