2023年4月期の「月9ドラマ」として注目を集めた、木村拓哉さん主演の『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。6月19日に最終回が放送され、感動のクライマックスを迎えようとしています。
All About編集部は5月29日~6月15日、全国276人を対象に『風間公親-教場0-』に関する独自のアンケートを実施しました。本記事ではその中から、『風間公親-教場0-』で好きな登場人物ランキングを元テレビ局スタッフの筆者が紹介します。
2位:遠野章宏(演・北村匠海)
2位にランクインしたのは、北村匠海さん演じる「遠野章宏」です。新人刑事として、主人公・風間公親から指導を受けることに。子どものころから警察官になることを夢見ていた遠野は、大切な人との約束を果たすために刑事になろうと必死に捜査へ参加します。
基礎体力は劣るものの、頭脳明晰(めいせき)で的確な捜査を行い事件を解決に導いていきます。風間からも認められ、念願だった刑事への第一歩を踏み出そうとしていた遠野。しかし、森山未來さんが演じる「十崎」に千枚通しで刺され重傷を負ってしまいます。寝たきり状態で長い昏睡状態に陥っていた遠野は、第10話で最後に「僕は刑事になれませんか」と言葉を残し力尽きてしまい殉職。
北村さんは、真面目で真っすぐな性格の遠野を等身大の演技で披露。爽やかな笑顔が魅力的でファンも多く、残念な最後にTwitterでは多くの視聴者が悲しみのコメントを寄せました。
コメントを見ると、「風間公親と遠野とのやりとりが良かった」(長野県/50代女性)、「犯人に千枚通しでやられてしまいましたが、青臭さと刑事として凛とした部分をうまく演技することが出来た」(東京都/40代男性)、「唯一車の運転を任せられた新人刑事、頑張る姿が一番輝いていたから」(埼玉県/30代女性)といった声が寄せられています。
1位:風間公親(演・木村拓哉)
1位には、木村拓哉さんが演じた風間公親がランクインしました。ドラマの主人公で、優秀な刑事としてキャリアの浅い新人に1人前のスキルを学ばせる通称「風間道場」の指導官。木村さんが新春スペシャルドラマから演じている登場人物で、最恐の教官として恐れられています。
風間は一貫して冷静沈着で、圧倒的な観察眼を持ち、時には新人刑事の抱える秘密やトラブルも見抜いていきます。事件を解決できない新人刑事には、「交番勤務に戻ってもらう」が口癖。これまで木村さんが演じてきた主人公にはない、冷徹なキャラクターがシリーズを通して話題です。
「風間道場」では、一貫して新人刑事に「自分で考えてみろ」と妥協を許さない捜査を要求。難解な殺人事件の現場で、次々と課題を出しまさに鬼指導官ぶりを見せます。そんな風間も、遠野が殉職した際には、心の底から悲しみ感情を揺さぶられることになります。最終回では、十崎を検挙できるのか、注目です。
コメントを見ると、「キムタクさんは安定のカリスマ性で見ていて吸い寄せられる」(熊本県/40代女性)、「やはり主人公の風間あってのドラマだと感じたから」(新潟県/40代男性)、「教場シリーズの原作ファンとして、風間教官の観察眼と知識量には脱帽します」(東京都/20代女性)といった声が寄せられています。
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この記事の筆者:ゆるま 小林 プロフィール
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。