昨今、アーティストにとっての活動の場はテレビやライブだけでなく、インターネットも大きな存在となりました。作品の発表の場もYouTubeやSNSなどが加わり、ファンとアーティストの距離もより身近になりました。
Z総研は5月8~14日、Z世代女子を中心としたZ総研独自のコミュニティメンバーを対象にアンケート調査を実施。「Z総研2023年上半期トレンドランキング」を発表しました。本記事ではその中から、Z世代が選ぶ「2023年上半期に流行ったアーティスト」ランキングを紹介します。
第2位:優里
2位にランクインしたのは、男性シンガーソングライターの優里さんでした。
実は優里さん、もともとは4人組ロックバンド「THE BUGZY」のボーカルとして活動していたのだとか。バンドが解散してしまったのを機に、東京を中心に路上ライブ活動を開始。インディーズなどで徐々に人気を伸ばし、2021年に『ドライフラワー』が大ヒット。翌年の2022年公開の『ベテルギウス』も瞬く間にヒットし、アーティストとしてさらに飛躍。その名をますます広めました。
公式YouTubeチャンネル「優里ちゃんねる」も好評で、他のアーティストの名曲をカバーしたり、ドッキリやカラオケ対決など、さまざまな企画でファンを飽きさせません。
回答では「いい歌詞ばっかり!」(18歳/専門学校1年生/静岡県)、「生歌がうますぎてびっくり、、」(15歳/高校1年生/東京都)などの声が寄せられました。
第1位:YOASOBI
1位に選ばれたのは、今やトップアーティストの仲間入りをした音楽ユニット「YOASOBI」でした。
コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraで構成され、2019年に星野舞夜の小説『タナトスの誘惑』を原作とした曲『夜に駆ける』でデビュー。ミュージックビデオも公開され、翌年の2020年にはYouTubeでの再生回数が1億回を突破。YOASOBIの代表曲となります。この年のNHK紅白歌合戦に初出場し、メディアでは初めて同曲を歌唱しました。
その後も「怪物」「群青」「三原色」など、次々にヒット曲をリリース。瞬く間に一流アーティストの仲間入りを果たしました。2023年は、4月12日に配信リリースしたテレビアニメ『【推しの子】』オープニング主題歌『アイドル』が、Billboard JAPANチャートにおけるストリーミングの累計再生回数で2億回を突破する大ヒットとなっています。
Ayaseさんはボーカロイドプロデューサーとしても活躍しているクリエイター。キャッチーで人々の胸にささる曲を生み出す天才と評されています。そこにボーカル・ikuraさんのずば抜けた歌唱力と独特な声がマッチしていて、ネット中心の現代の若者たちから多くの支持を得ています。
選んだ理由に「歌唱力がすごすぎる!かわいい!」(N.D.Promotion所属:福田一華)、「バズる歌を作る天才です!」(19歳/専門学校2年生/宮城県)などの意見が寄せられました。
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