All About編集部では4月27日~5月29日の期間、全国10~70代の424人を対象とした「歌舞伎俳優」に関する調査を実施。本記事では、「実は一般家庭出身と聞いて驚いた歌舞伎俳優」を聞いた結果をランキング形式を紹介します。
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第2位:五代目 坂東玉三郎(80票)
2位に入ったのは、「五代目 坂東玉三郎」さんです。1957年から舞台に立つ坂東さんは、1964年に十四代目守田勘弥さんの養子となり、歌舞伎座『心中刃は氷の朔日』のおたまほかで五代目坂東玉三郎を襲名。歌舞伎界を代表する立女形として活躍し、2012年には人間国宝(重要無形文化財保持者)にも認定されました。
アンケート回答者からは、「歌舞伎の家系だと思ってた(30代女性)」「女形としての実績があり、養子であったことは初めて知った(20代女性)」といった声や、「梨園で生まれ育ったような品格を感じるから。また、不利な立場であるだろうに頭角を現したり、唯一無二の役者になったり。凄いと思います(60代女性)」「坂東玉三郎という重い名前を継承する方は、歌舞伎の家系出身と思い込んできたからです(50代女性)」という理由が寄せられました。
第1位:六代目 片岡愛之助(231票)
「六代目 片岡愛之助」さんが1位となりました。片岡さんは、5歳の頃から「松竹芸能」の子役としてテレビなどに出演。1992年に片岡秀太郎さんの養子となり、六代目片岡愛之助を襲名しました。一般家庭に生まれながらその実力を認められ、「国立劇場優秀賞」や「松尾芸能賞新人賞」など多数の賞を受賞しています。片岡さんを選んだ回答者からは、「根っからの歌舞伎俳優かと思っていた(40代女性)」「所作が歌舞伎役者っぽいから、歌舞伎界の生まれだと思ってた(50代男性)」という理由のほか、以下のコメントが寄せられました。
「今はもう驚いてはいませんが、知ったときは一番衝撃を受けました(40代女性)」
「彼の経歴を聞いて、初めて、そういう経路で歌舞伎役者になる人もいるのだと知りました。驚きました(50代女性)」
「しっかりと地位を固めているのに、一般家庭からなったのならば、大変な努力と運が必要だったと思う。這い上がるために性格が曲がったりしていないから(50代女性)」
※回答者コメントは原文ママです
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