37歳女性、年収180万円。「何か理由がないと家を出ていけない」と話す、実家暮らしの生活費事情

経済的な事情、職場へのアクセスなど、実家暮らしを選ぶ理由はさまざまです。All About編集部では、実家暮らしの人の生活費や実情を調査。アンケートに回答してくれた、熊本県に住む37歳女性の実家暮らし事情を紹介します。


経済的な事情、職場へのアクセスなど、実家暮らしを選ぶ理由はさまざま。中には、自身の体調、家族の介護などの事情を抱えている人もいます。

All About編集部は、2023年4月20~23日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、熊本県熊本市在住・37歳女性のエピソードを紹介します。
 

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:37歳女性
在住:熊本県熊本市
家族構成:親1人、姉1人、自分
世帯年収:親50万円、姉350万円、自分180万円
実家の間取り:賃貸マンション2LDK
 

毎月の生活費や貯金額は?         

実家に入れている生活費:8万円くらい
交際費:5000円
毎月のお小遣い:3000円
毎月の貯金額:0円
貯金総額:0円

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2021年)」によると、35~59歳女性の1カ月の平均消費支出は16万4749円です。そのうち、住居費の平均は2万5360円。ただし、家賃などは地域や条件によって異なるため、住居費を除いた約14万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出る予定については「どちらとも言えない」と回答。さらに、恋愛や結婚願望はあるか聞くと「ある」と話し、その理由として「もともと結婚願望があるからです」と続けました。
 

「何か理由がないと家を出ていけない」

現在、実家暮らしを選んでいる理由を聞くと、「親が高齢で収入がないからと、病気も持ってるからです。でも1番は何か理由がないと家を出ていけないからです」と話してくれました。親への心配も大きな理由ではあるものの、仕事や生活面で不自由がないため、早急に実家を出ていく必要性を感じていないようです。
                                             
一方で、実家暮らしで苦労していることは「親も姉も自分のやりたい放題なため、少し疲れてます。例えば潔癖症とかうつ病とかあるので気を遣います」と、答えてくれました。実家では自由度が高い反面、同居する上での苦労も大きいようです。


※回答者のコメントは原文ママです


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