男女でセックスに求めるものは大きく違う
サチカさんの話を聞いていると、セックスがしたい=性欲に直結するものではないことが分かる。2020年、一般社団法人 日本家族計画協会家族計画研究センターが実施した「ジャパン・セックスサーベイ2020」の中で、「セックスをする目的」について性別・世代別に聞いた調査によると、男性の「セックスをする目的」のトップは「性的な快楽のため」。一方、女性では「愛情を表現するため」がトップで、「ふれあい(コミュニケーション)のため」「相手に求められるから」が続く。
男女差が大きかった項目は、男性トップの「性的な快楽のため」。男性では、約70%が“セックスの目的”として挙げているのに対し、女性ではたった24%であった。
この結果から、女性は男性に比べ、セックスに性的な快楽は求めていないことが分かる。
一方で女性のセックスの目的の上位に入った「相手に求められるから」を挙げた男性は7%。
「快楽のため」にセックスをする男性、「求められる」からセックスをする女性。セックスに求めるものは男女で大きく異なるようだ。