ドイツ発祥の洋菓子店「ユーハイム」は、日本出店100周年を記念して3月4日の「バウムクーヘンの日」を含む10日間、横浜と神戸をつなぐ“うまいもん”食べ比べイベントを開催。神戸に本社を構えるユーハイムがなぜ横浜でもイベントを行うのか、その理由についてレセプションでうかがいました(画像は筆者撮影、一部提供)。
ユーハイムの日本第1号店は横浜にあった!
ユーハイムといえば、看板商品はバウムクーヘン。日本で初めてバウムクーヘンを焼いたのが、同社の創始者であるカール・ユーハイムです。
ユーハイムが日本に初めて店を構えたのは1922年のこと。1号店「E・ユーハイム」は、なんと「横浜市中区山下町60番地」にあったのです! 現在のみなとみらい線・元町中華街駅の山下公園口付近にあたります。
横浜の名物店となるも、翌年、関東大震災により店舗を失ってしまいます。神戸からの避難船に乗り込み、神戸へ逃れたユーハイム一家は、さまざまな方の協力と職人たちの努力により、1923年11月に「Juchheim‘s」をオープン。手仕事でていねいに作るユーハイムの菓子は多くの人々に好まれたといいます。
横浜と神戸はユーハイムの歴史を語るうえで欠かせない場所であり、2023年が日本出店100周年にあたるということで、両都市で同時にイベントが行われることとなりました。
横浜と神戸の「うまいもん」を食べ比べて投票
イベントの期間は、3月3日~12日まで。横浜会場はカール・ユーハイムが日本に初めて自身の店を出した場所に近い「チャイナタウン80」、神戸会場は現在の「ユーハイム本店」です。
カール・ユーハイムの軌跡をたどる歴史展示と合わせて、イートインコーナーでは、横浜と神戸の人気店から厳選された「ぶたまん」「バウムクーヘン」「焼き菓子」の食べ比べセットを販売します。横浜と神戸、共通点の多い2つの地域で食べ物にどんな違いがあるのか、食べ比べて探してみてください。
【イートインコーナーラインナップ】
<豚まん>
提供期間:3月3日~3月12日
横浜:公生和 神戸:三宮一貫樓
<スイーツ:バウムクーヘン>
提供期間:3月3日~3月7日
横浜:ベルグの4月 神戸:BAUM u. BAUM
<スイーツ:焼き菓子>
提供期間:3月8日~3月12日
横浜:ありあけハーバー 神戸:ゴンチャロフ
【価格】※すべて税込、キャッシュレス決済のみ
豚まんセット、スイーツセット(各550円)※各セット、ドリンク1枚、投票券1枚
豚まん&スイーツセット(880円)※両セット、ドリンク1枚、投票券1枚
ドリンク(コーヒー/紅茶、220円)、ミネラルウォーター(110円)
【会場】
横浜:チャイナタウン80(横浜市中区山下町80番地 横濱ディアタワー)11:00~18:00
神戸:ユーハイム本店(神戸市中央区元町通 1-4-13)12:00~17:00
各セットに投票券が1枚ついてくるので、食べ比べを楽しんだ後は、横浜もしくは神戸に1票を投じて「推し街」を応援してください!
横浜中華街限定でイベント開催
横浜会場では、横浜中華街で税抜5000円以上購入したレシートを持参すると、ハズレなしのガラポンへ参加できます。食事はもちろん、お土産の購入、横浜会場でのイートインとユーハイム商品購入のレシートでも参加可。ユーハイムお菓子詰め合わせやオリジナルハンカチ、ユーハイムオンラインショップクーポン券などが当たります。
このほか、2日間限定でスペシャルイベントも開催。
<3月4日 12:00~12:30>
ミュージカル“バウムクーヘンとヒロシマ”より劇中歌を披露
出演:財津優太郎さん、上原りささんほか
<3月11日 12:00~12:30>
バウムクーヘン博覧会公式スペシャルサポーターを務める甘党男子の石塚利彦さん、遠藤憲一さんのものまねでお馴染み、お笑い芸人のねんねんさん(ひよしなかよし)によるトークショー
それぞれの港町で発展した日本発祥食文化を味わおう
会期中、横浜と神戸それぞれの創業から続く伝統の味を、お互いの地で限定提供する特別企画も実施。
横浜からは関東大震災後の1927年開業のホテルニューグランドより「スパゲッティ ナポリタン」、神戸からは1922年に日本へ出店したユーハイムより「ユーハイムクランツ」が出品されます。
それぞれ3月3日~12日までの10日間限定、数量限定での提供となりますので、ぜひ横浜と神戸で生まれたメニューをセットでお楽しみください。
詳しくは公式サイトのイベント情報のページをご覧ください。
・URL:https://www.juchheim.co.jp/
【おすすめ記事】
・「ありあけハーバー」にエスプレッソをかける!? 横浜赤レンガ倉庫限定の“新感覚”カフェメニューを実食レポ
・連日完売したルーヴル美術館展限定の「クルミッ子」コラボ。リスくんが愛のキューピッドになって再登場!
・各所で長い行列ができる“冬だけ”のお菓子ブランド。常設店のない「北海道のスイーツ」が横浜・神戸に!
・極上の横市バターを20gも使う「あんバターフランス」が贅沢すぎる! 横浜ベイシェラトンで1日30個限定
・『どうする家康』ロゴ入り「ありあけ 侍ハーバー 勝栗抹茶」発売! 徳川家の家紋にかけ3種の抹茶を使用