3月1日はマヨネーズの日!
1925年の3月、キユーピー株式会社が初めて日本産マヨネーズを販売したことにちなんで、日本初の「1」をとって、3月1日に制定されました。
今回はマヨネーズ消費量世界一の国はどこか、キユーピーハーフはマヨネーズではないなど、「違いの分かる人」になれるマヨネーズの豆知識をご紹介します。
マヨネーズの消費量世界1位の国は?
マヨネーズ(mayonnaise)とは、食用油、酢、卵を主材料とした半固体状ドレッシングのこと。18世紀中頃、当時イギリスに占領されていたスペインのミノルカ島マオンをフランス軍が包囲しました。
その際に軍を率いたリシュリュー公が、現地の肉料理にかかっていたソースを気に入って「マオンのソース」としてパリに伝えたことがマヨネーズの語源とされています。
そんなマヨネーズ消費量世界一の国は、スペインでもフランスでもなく、ロシアです。寒冷地であるため、カロリーの高いマヨネーズが人気で「マヨネーズを入れないのは紅茶だけ」「ゴミでもマヨネーズをかければ食べられる」といったことわざもあるほど。
種類も豊富でトマト味やニンニク味など、さまざまな味のマヨネーズが販売されています。
「キューピー」ではなく「キユーピー」
初めて日本産のマヨネーズを販売したのは、現在でもトップシェアを誇るキユーピーです。海外のマヨネーズは全卵を使うのが主流ですが、日本ではキユーピーが作ったような卵黄タイプが主流です。
創業者の中島董一郎さんが、アメリカでポテトサラダを食べたことがきっかけに、日本人の体格向上と健康を願って栄養価の高い卵黄タイプのマヨネーズを開発。当時流行していたキャラクターの「キューピー人形」にあやかって、誰からも愛されるように「キユーピーマヨネーズ」と命名しました。
小さい「ュ」ではなく、大きい「ユ」が正式名称であり、これは1922年の商標登録以来、変わらず使われている表記です。その理由はキヤノやシヤチハタなどと同じく「デザイン上のバランス」だと説明されています。
また、パッケージの赤い網目模様も特徴ですが、こちらは洋食レストランのテーブルクロスをイメージしているんだとか。おいしさだけでなく、見た目の美しさでも食卓に華を添えていますよね。
キユーピーハーフはマヨネーズではない
そんなキユーピーのラインナップでカロリー半分の人気商品、キユーピーハーフですが、実は「マヨネーズ」ではないことはご存じでしょうか。日本のJAS基準では、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをマヨネーズと呼ぶと定めています。
キユーピーハーフは10%以上50%未満の「サラダクリーミードレッシング」に該当します。なお、海外産のマヨネーズは製法が異なるために規格を満たさないものも多く、10%未満の「半固体状ドレッシング」として販売されています。
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