Indeed Japanは2022年10月28日~12月23日の間、働く上でのジェンダーに関する違和感を募集する「#これでいいのか大調査」を実施し、約5200件に上る声を集めました。本記事では、その結果から「職場でジェンダーギャップを感じた経験ランキング」と「投稿募集で集まった声の傾向」を中心に紹介します。※かっこ内は回答率です
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第3位:「男のくせに」や「女性なのに」などの性別による立ち振る舞いを求められる(11.8%)
3位は、「『男のくせに』や『女性なのに』などの性別による立ち振る舞いを求められる」でした。
投稿募集で集まった具体的な声の傾向を見ると、「性別による仕事の押し付け」が11.4%で4位にランクイン。コメントでは、「女性のみに朝晩の掃除をさせる」や「同じ仕事内容でも男性の方が早く出世したり、大きいプロジェクトを任される」といった声が寄せられていました。
第2位:男女で賃金・ボーナスに差がある(13.1%)
2位には、「男女で賃金・ボーナスに差がある」がランクイン。
賃金格差についての問題提起も、至る所で目にするようになった昨今。投稿募集で集まった声の傾向では、「(性別によって)正当に評価されない」が12.1%で3位にランクインしています。
第1位:子育てとフルタイム勤務の両立が難しい(13.6%)
1位は、「子育てとフルタイム勤務の両立が難しい」でした。
子育てと仕事の両立は、さまざまな観点から問題が浮き彫りとなってきていますね。投稿募集で集まった声の傾向を見ると、「産休育休からの復帰が難しい(復帰後に評価リセットなど)」が13.2%で2位、「育休や休みを取りにくい(主に男性)」が13.3%で1位という結果に。
具体的なコメントでは、「女性の産休育休は取りやすくなったが、男性が希望した場合は、結局在宅ワークに」(育休や休みを取りにくい)や「産後4ケ月で復職しようとしたところ、『子ども1歳未満で預けて働く理由』を会社から尋ねられた」(産休育休からの復帰が難しい)といった声が寄せられていました。
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