ビジネスコミュニケーション研究機関「NEOビズコミ研究所」は2022年12月、20〜50代のデスクワーカー400人を対象にウェブ会議に関する調査を行いました。この記事では、「ウェブ会議中についやってしまったこと」をランキング形式で発表します。
なお、「ウェブ会議中についやってしまったこと」という質問に対して「特になし」と回答したのは400人中、38.5%でした。
第3位:「発声せず、チャットだけで会話に加わる」9.8%
3位は「発声せず、チャットだけで会話に加わる」でした。対面での会議と異なり、ウェブ会議では複数の人が同時に話すことが難しく、立場や相手によっては発言のタイミングを計るのに苦労することもあるのではないでしょうか。発言の機会を何度も逃すうちに発声するのではなく、チャットだけで会話をすることになる人もいるかもしれません。
チャットではタイミングを選んだり、相手の発言が終わるのを待つ必要がなく、自由に会話ができるので、チャットの方が得意な人もいるでしょう。将来的にはウェブ会議のルールやアプリが洗練されて、参加者全員がストレスなく発声できるようになることを期待したいですね。
第2位:「人には見せられない身だしなみで参加する」19.0%
2位は「人には見せられない身だしなみで参加する」です。カメラに映るのは基本的に上半身のみなので、ジャケットの下はパジャマや部屋着のままでウェブ会議に参加したことがある人も多いのかもしれません。カメラがオフの場合、顔も洗わず寝起きの姿のままといった、対面での会議には参加できないような身だしなみで参加することも想像できます。
ウェブ会議に参加する際に「人には見せられない身だしなみで参加する」ことがNGであるのかどうかは、明確なルールがあるわけではありません。会議に参加して求められる役割を果たしていれば、身だしなみを問われることはないかもしれませんし、個人の判断で自由にできる点も、ウェブ会議のメリットと言えるでしょう。
第1位:「その会議とは関係ない仕事をする」24.0%
1位は「その会議とは関係ない仕事をする」。全体の約4分の1が回答しています。会議に参加していても、発言する機会の少ない人はほかの仕事をしたくなってしまうことがあるのかもしれません。気持ちが分かる、実際にやったことがある、という人も少なくないのではないでしょうか。
ウェブ会議ではカメラがオンになっていても、実際にどんな作業をしているのか、カメラ越しには分かりません。カメラがオフであればさらに伝わりませんし、参加している実感が湧きづらいこともありそうです。
対面での会議と比較して意思疎通が図りづらかったり、通信環境に左右されたりといった課題とともに、「その会議とは関係ない仕事をしてしまう」ことも、今後解決されていくのかどうか、注目したいですね。
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