新横浜ラーメン博物館(以下、ラー博)は2024年に迎える30周年に向けて、2022年7月1日から「あの銘店をもう一度」プロジェクトをスタート。過去に出店したことのある約40店舗の銘店が2年間かけリレー形式でラー博に出店します。
2023年1月31日から2月20日の「あの銘店をもう一度“銘店シリーズ”」第11弾は、博多とんこつ「麺の坊 砦(めんのぼう とりで)」が出店。20時間煮込んだクリーミーな豚骨スープが女性に人気です(画像はすべて提供)。
博多とんこつ「麺の坊 砦」について
博多とんこつラーメンを提供する「麺の坊 砦」は、東京都渋谷区にあるラーメン店。2021年に開業20周年を迎えた人気店です。
店主の中坪正勝さんは、博多 一風堂創業者・河原成美さんのもとでラーメン作りを学びました。1994年3月、新横浜ラーメン博物館の開館時には、"94年組”の1軒でもある一風堂で店長をつとめた経歴も。
「麺の坊 砦」で中坪さんが目指したのは、女性1人でも安心して食べられるような店づくり。広々と開けた通り沿いに店を構え、清潔な店内、女性がくつろげる内装を心がけました。さらに、ベビーカーや車椅子の方でもゆったりと過ごせるように店内を広くし、子ども連れの女性でも気持ちよく利用できるよう、トイレもお母さんと子どもが一緒に入れる広さにしました。
そんな女性を意識した店づくりにより、女性客率が6割を越えているのだとか。
2011年4月17日~2015年1月12日には「麺の坊 砦」としてラー博に出店。中坪さんはラー博で店長(一風堂)と店主(麺の坊 砦)を務めた、ラー博史上初の方なのです!
20時間煮込んだ豚骨スープが味の決め手
「麺の坊 砦」のラーメンは博多とんこつ。一風堂・河原さんの教えを忠実に守り、その濃厚スープを継承しています。
豚頭のみを20時間、原形がなくなるまでていねいにアクを取りながら煮込んだスープは臭みが少なく、旨味が凝縮されていてクリーミー。スープの濃度を上げることで濃厚さを出しているため油分が少なく、女性からも多くの支持を得ています。
麺は、本店のすぐそばにある製麺所で作られる自家製。その日の気温や湿度によって配合を調整し、日々の微妙な変化にも対応しています。
具材は、2日間煮込み余分な脂を飛ばしたチャーシュー、香りの高い海苔、養鶏所直送の玉子。安心しておいしく口にできる具材を選んでいるそうです。
「ラー博が自分の原点」と語る中坪さん。ラー博出店期間中には、スペシャルゲストも来場するそうです。
「麺の坊 砦」に続く「あの銘店をもう一度“銘店シリーズ”」第12弾は、飛騨高山「やよいそば」です。
「あの銘店をもう一度」情報
期間:2022年7月1日~約2年間(銘店シリーズ各店舗約3週間)
場所:新横浜ラーメン博物館
期間中出店数:約40店舗(現店舗除く)
“94年組”第1弾:目黒「支那そば 勝丸」11月7日~翌2月26日(予定)
第10弾:高知・須崎「谷口食堂」1月10日~1月30日
第11弾:博多とんこつ「麺の坊 砦」1月31日~2月20日
第12弾:飛騨高山「やよいそば」2月21日~3月13日
URL:https://www.raumen.co.jp/
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