医師向けのキャリア支援サービスなどを提供しているメディウェルは、全国の医師2250人を対象に実施した「2022年の医師の年収に関するアンケート調査」の結果を発表しました。2022年時点での医師の年収帯で最も多いのは「1400~1600万円」、中央値は「1700万円」だったことなどが明らかとなっています。
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2022年の医師の年収、全体的に増加傾向
「医師の年収の変化」を見ると、新型コロナの影響がまだ強かった2021年と比較し、「増えた」が30%、「減った」が20%、「変わらない」が50%という結果に。
2020年と2022年の年収別比較を見ると、「800万円未満」から「1800〜2000万円」の回答率は減少や横ばいが多く、「2600万円以上」では増加しています。全体的に年収が増えている傾向にあるようです。
年収帯で最も多いのは1400~1600万円、中央値は1700万円! 要因は?
「アルバイトや副業をしている医師」の割合を見ると、「実施している」が71%、「実施していない」が29%でした。
「副業・アルバイトを含めた医師の年収」では、最も多かったのが「1400~1600万円」の13.9%、次いで「1200〜1400万円」の13.5%、「1000〜1200万円」の13.2%と続きます。「1600〜1800万円」や「1800〜2000万円」、「2000〜2200万円」もそれぞれ11%台です。
「アルバイト・副業を除いた主たる勤務先のみでの医師の年収」を見ると、「800万円未満」が25%で最多でした。次いで「1000〜1200万円」が11.5%、「1400〜1600万円」が11.4%という結果に。反対に、「2000万円以上」になると、急に割合が減少しています。
年齢別・男女別でみると、男性は30〜60代で「1700〜1900万円」を維持、女性は40〜60代で「1500〜1700万円」となっています。
「年収が増えた医師の理由」を見ると、「コロナワクチンの問診」 (60代女性、内分泌・糖尿病・代謝内科)や「ワクチンバイト」 (30代男性、消化器内科)、「コロナ診療交付金」 (50代男性、一般内科)など、新型コロナの影響によるものとみられるコメントが多く見られ、同様に勤務先での患者数や業務量、業務時間も増加したようです。
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