銀座にオープン! ムーミンの“新”コンセプトショップは今までと何が違う?

銀座・有楽町エリアの「銀座インズ1」に、ムーミンのオフィシャルショップ「MOOMIN SHOP GINZA(ムーミンショップ ギンザ)」がオープン。ムーミンのオフィシャルショップはすでにありますが、何が“新しい”のでしょうか。

有楽町駅からも近い首都高速道路高架下のショッピングスポット「銀座インズ1」に12月16日、ムーミンのオフィシャルショップ「MOOMIN SHOP GINZA(ムーミンショップ ギンザ)」がオープンしました。ムーミンといえばアニメも含め昔から日本で大人気のキャラクター。オフィシャルショップもすでにありますが、何が“新しい”のでしょうか。ムーミンの小説も愛読している筆者が、内覧会にお邪魔しました。
 

ムーミンのアート性、文学性を凝縮したスポット

MOOMIN SHOP GINZA(ムーミンショップ ギンザ)
MOOMIN SHOP GINZA(ムーミンショップ ギンザ)

フィンランドの芸術家、トーベ・ヤンソンによって1945年に小説が発表されたムーミンシリーズ。子どもはもちろん、その深みのある世界観が大人の共感も呼び、全9冊の小説のほか、コミックス、絵本、アニメーションなど、さまざまなかたちで親しまれてきました。
 

日本でも1969年にスタートしたアニメが印象深いのですが、近年フィンランドでムーミンの著作権などを管理している会社が、全世界的に本来のムーミン作品が持つアート性や文学性をより大切にしていこうと動いているそう。今回オープンとなった新コンセプトショップは、その思いをギュッと詰め込んだような内容になっています。
 

注目点1:内装デザインからムーミンワールド

トートバッグなど
木にかかっているのがカラーパレットをイメージしたトートバッグ

約21坪の店内は、色にあふれ明るい雰囲気。内装は本国フィンランドの著作権管理会社が監修していて、ムーミンのアートに多用されているセージグリーンを基調に、小説の挿絵やコミックスのインクを思わせる黒が照明などに使われアクセントとなっています。
 

ヤンソンが色を非常に大切にしていたことを伝えるべく、彼女が使用していたカラーパレットから5色をチョイス。今回その5色を使用したトートバッグ(1320円、以下価格は税込)やビスケットボトル(1296円)を、限定オリジナル品として制作・販売しています。

キッズスペース
全60種類のムーミン関連本を楽しめるスペース

店内の一角には落ち着く色合いのキッズスペースが。出産祝いなどギフトにもピッタリのグッズに囲まれながら、ムーミンの物語を座って読み聞かせできる本のそろうスペースとなっています。
 

注目点2:北欧からのインポートアイテムが国内最大の品ぞろえ!

プレート
1970年代、ヤンソンがユニセフのための描き下ろしたイラスト入りプレート
店内は文房具から衣類、テーブルウエアなどなどあらゆるムーミングッズがひしめいて、その数1100種類。そのうち、北欧からの輸入アイテムがなんと70%を占めています。
 
照明
想像通りのおなか!? 「メラヤ ランプ」で確認できます

多くは原画の世界観をそのまま感じられるような、アート性の高いイラストの製品。日本で原画を使った商品を作ろうとするとなかなかOKが出ず制作費もかさみ、結果値段が高くなってしまうそうなのですが、本国からの輸入品だと思いがけずリーズナブルなものも多い印象。置いてあるだけで絵になるプラスチック製のプレートなどは1000円以下という気軽さです。
 

その他にもムーミンのなんともキュートなおなかのポッコリ具合を実感できる「メラヤ ランプ(1万3200円~)」など、見ているだけで胸熱なアイテムも多数あります。
 

注目点3:日本の伝統工芸品とムーミンがコラボ

伝統工芸品とコラボ
見ているだけで心躍る伝統工芸品とのコラボレーション

見ているだけで……といえば、ムーミンと日本の伝統工芸品や有名ブランドとのコラボレーションアイテムも見逃せません。ムーミンの益子焼、有田焼、九谷焼の器。博多人形、浅草文庫の革製品、リーデルのグラス、スウェーデン王室御用達真ちゅうブランドのフィギュアなどなど、その技に見ほれてしまう逸品の数々。思わず足が止まる一角です。
 

以上、銀座に新登場した、今までとは一味違うムーミンのオフィシャルショップのレポートでした。芸術性の高い原画や、作者が大切にした色にあふれた店内。かわいいだけじゃないムーミンの世界を、改めて深く知りたくなる入り口のようなスポットです。

 
【DATA】
MOOMIN SHOP GINZA(ムーミンショップ ギンザ)
東京都中央区銀座西3-1先 銀座インズ1 1階


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