「すとぷり」莉犬、性別適合手術を受けたことを報告。性同一性障害カミングアウトから5年越し「心の底から莉犬でよかった すとぷりでよかった」

エンターテイメントグループ「すとぷり」の莉犬さんが12月16日、10月にタイで性別適合手術を受けていたことを告白しました。

エンターテイメントグループ「すとぷり」の莉犬さんが12月16日、10月にタイで性別適合手術を受けていたことを告白しました。
 

「俺に手を差し出してくれたのは なーくんだけだった」


莉犬さんは動画の冒頭で手術を受けたことを報告した後、なぜ手術を受けようと思ったのか、これまで手術を受けなかったのか、これからどう生きたいのかについて語り始めました。
 

性同一性障害により体は女性、心は男性である莉犬さんはホルモン治療もしたかったと言います。治療を踏みとどまった理由は、「男性ホルモン注射を打つと声が変わります」「もう二度とこの声ではなせなくなってしまう」からと理由を述べています。
 

ホルモン治療により声変わりが生じて1オクターブほど声が低くなることで、声から好きになったファンに対し「裏切るようなことなんじゃないか」と考えていたと話す莉犬さん。「俺が俺の選択で、俺の声を変えて莉犬を殺してしまうようなもの」「皆の中の莉犬を守りたくて」と、治療を踏みとどまった理由を伝えています。
 

手術については事前に何人かの医者と相談した結果、可能ではあるものの体に支障を来たすだけでなく、心のバランスを崩す可能性が高いと指摘を受けたと言います。それでも、「前に進むために 自分の心の整理をつけるために」「一番後悔のしない選択肢」として手術を受けたと話しました。
 

莉犬さんは「27歳になったらバッサリ全ての活動を辞める予定だった」とも、これまでメンバーにも秘めていた思いを明かしました。しかし、つらいときに支えてくれたななもり。さんのことや、活動休止中のジェルさんが帰ってこられる場所を守りたい、すとぷリスナー(すとぷりファン)の居場所を守りたい気持ちが強く、「今はみんなの好きな莉犬も 俺自身の心もどちらも守りたい」と、“27歳以降”も「すとぷり」の莉犬さんとして活動にまい進していきたいという思いをファンへ報告しました。
 

最後に莉犬さんはファンに向け、「これからの活動で『君が幸せになれる』そんなお手伝いができますように これからも! 莉犬、そしてすとぷりをよろしくお願いします」と明るく元気にメッセージを送りました。
 


莉犬さんは2017年9月に性同一性障害であることをファンに打ち明け、それから約5年間にわたり人に分かってもらいにくい悩みや孤独と闘ってきました。これからは、ファンと一緒に明るい未来を過ごしてほしいですね。
 


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