11月23日は小ネギ記念日! 勤労感謝の日が「ねぎらいの日」であることにちなんで制定されました。
今回は、「ネギ」と「小ネギ」の違いなど、「違いの分かる人」になれるねぎの豆知識をご紹介します。
「ネギ」と「小ネギ」の違い
ネギ(葱)は、中国西部・中央アジアを原産とする植物でさまざまな品種がありますが、根深ネギと葉ネギの2つに分類することができます。
根深ネギは、長ネギ、白ネギ、太ネギとも呼ばれる系統。関東で多く出回っていて、土寄せして育てた葉鞘(白い部分)を主に食べるのが特徴。
一方の葉ネギは、青ネギとも呼ばれる系統。関西で好まれていて、土寄せをしないで育て、長くて軟らかい葉の部分も食べるのが特徴です。
小ネギとは、この葉ネギを若取りしたもの。細ネギとも呼ばれ、鮮やかな緑色が特徴。薬味などに使われています。
ちなみに「万能ネギ」は、福岡のJA筑前あさくらが商標登録した小ネギのブランド名。「博多万能ネギ」が正式名称です。
「わけぎ(分葱)」と「ワケネギ(分け葱)」の違い
わけぎ(分葱)とは、ネギと玉ネギの雑種である球根性多年草。主に西日本で食されていて、ネギや玉ネギのようなツンとした辛味は少なく、甘味があるのが特徴です。
一方のワケネギ(分け葱)とは、株分れが多い葉ネギの一種。わけぎ(分葱)と見た目は似ていますが、別の植物です。
ただし、関東では流通が今のように発達していなかった時代、ワケネギがわけぎの代用品として出回ったため、同じものであるかのように扱われています。
見分けるポイントは根元。球根性多年草であるわけぎ(分葱)は、根元がふくらんでいます。
「小ネギ」と「あさつき」の違い
あさつき(浅葱)とは、山菜の一種である球根性多年草。香りがよく、辛みが強いのが特徴です。
見た目が小ネギに似ていて、名前にネギが入っていますが、その由来は「ネギよりも色が浅い」ことから。小ねぎの別名や品種のひとつではなく、別の植物です。
ただし、こちらも関東では小ネギの別称としても使われているので注意が必要です。
見分け方は、葉の細さと名前の通りの色の薄さ。また、わけぎ(分葱)と同じく球根性多年草なので、根元がふくらんでいます。
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