「こんな33歳になるとは思わなかった」人生の節目は本当に30代なのか。アラサー女性に聞く“理想と現実”

Twitterで反響を呼んでいる「こんな33歳になるとは思わなかった」というつぶやき。「人生の節目=30歳説」は本当なのだろうか。30代になってからの焦りや後悔、周りの変化に動揺する人は多い。筆者の周りのアラサー女性たちに、それぞれの年齢で感じる理想と現実を聞いた。


先日Twitter上で、33歳を迎える女性の“本音ツイート”が話題を呼んでいた。  

独身で今までに恋愛経験はなく、友達もまともにいないという自身の状況や、何か打ち込める趣味もなく、平日は職場と家の行き来だけで、仕事終わりに安くなったスーパーの総菜を買い、家で晩酌をしながら動画を観ることに終始し、休日も1人で過ごすという自身のリアルなルーティーンをつづった。ツイート主は自身の現状を「まさかこんな何もない33歳になるとは思わなかったな」と語る。
 
この投稿への「いいね」は12万件(10月31日時点)を超え、「私もです」「ほんとそれです」など、共感の声があふれている。

 

アラサー独身女性が抱える「こんなはずじゃなかった」5つ

自分が描いていた“大人の女性”。その理想とギャップ。アラサー女性なら、誰しも1度は「こんなはずじゃなかった」と考えたことがあるのではないだろうか。
 
筆者の周囲のアラサー独身女性たちにリサーチした「こんなはずじゃなかった」エピソードをまとめてみた。
 
1:まだ独身
小学校の卒業アルバムに書いていた「人生のシナリオ」では、20代で結婚する予定だったが、まだ独身。「恋愛」と「結婚」が違うものだと気付く。
 
2:疎遠になる友達が増える
「一生仲良し!」と言っていたはずの友人。仲が悪くなったわけではないけれど、結婚や、出産を機に疎遠になりがち。
 
3:第一次離婚ラッシュ到来
「結婚式で幸せそうだった友人がまさか!」自分はまだ1度も結婚していないのに、20代前半で結婚した友人がバツ1になるケースも。婚活中のアラサーの先輩として、的確なアドバイザーになることも。
 
4:キャリアに悩む

今の仕事を続けるべきか、転職するべきか……。悩むことが増える。また「夢を叶える!」そう意気込んで地元を離れたものの、30歳を迎えると、夢を諦め、地元に戻る人も多い。
 
5:20代を引きずっている。だけど体力は落ちている
30歳を迎えても心は20代のまま。だけど「お酒に弱くなった」「疲れやすくなった」など、目に見えて体力や体質が変わっていることを実感する。書き始めるとキリがないが、これが筆者の周りで最もよく聞く声だ。
 

「人生の節目=30歳説」は本当? 結婚に対する“周囲”の価値観の変化

「30歳前後で、『結婚はまだなのか?』と親に言われることが増えて」

こう話すのは、美奈子さん(31歳/公務員)だ。
 
「30歳になると、周りも結婚し始めて、親にせっつかれることも増えました。私も結婚願望はありますが、今は仕事が忙しく……。親からは『出産は早いほうがいい』と言われて。今は仕事が激務なので、婚活に目が向かない。本当に結婚を考えるなら、仕事を変えたほうがいいとは思うのですが、そう簡単に決断できるはずもなく」
 
彼女は30歳になったとき、一気に現実的に将来のことを考えるようになったという。美奈子さん同様に「30歳」を1つの節目に考えている人も多い。その一方で、30歳のときは感じなかったが、33歳になって周囲の変化を感じるという意見も。
 

33歳になった瞬間に感じた、“男性”からの視線の変化

「33歳になった途端、合コンに呼ばれなくなって」
 
こう話すのは、京子さん(33歳/広告代理店)だ。彼女は、コロナ禍前の20代の頃、よく合コンに参加し、パートナーに困ることはなかったという。
 
「コロナの自粛も関係しているのかもしれませんが、最近全然合コンに呼ばれなくなったんです。ついこの前までは男友達から『来て!お願い!』なんて言われていたのに。コロナ前の30歳の頃が合コンのピークでした。周りの友人も独身が多かったですし、同世代の男性たちとの会が多かったんですが、みんな33歳前後で、いつの間にか、同棲とか婚約とか、落ち着いてて」
 
「あまり結婚願望がなかった」と話す京子さんだが、最近は少しずつ結婚願望が湧いてきたのだという。
 
「30歳のときは20代の延長で、いつまでもこうやって楽しく生きていけたら、って思っていたけれど、33歳になるとそもそも一緒に遊べる友達が減ったんです。みんな家庭を持つと、あまり会えなくなるので……。その寂しさを感じて、最近マッチングアプリを始めようと思っています」
 
京子さんのように「30歳半ばになり、周囲が急に結婚し始めて、焦って婚活を始める」という現象はよく見られるようだ。
 

30歳の壁、33歳の壁。それぞれの節目は間違いなくあるけれど……

アラサーの独身者に話を聞いてみると「30歳、33歳で人生について考える機会が増える」という意見が多かった。
 
30代を迎えたアラサー女性の現実はシビアだ。それを環境もしくは自身の変化によって突き付けられたとき、20代での選択を後悔することもあるかもしれない。
 
しかし、前述の美奈子さんはこう語る。
 
「転職するかどうかは悩んでいますが、20代で仕事を頑張ってきたおかげで、手に職を持てた。転職先はすぐに見つけられると思います」
 
合コンに呼ばれなくなったという京子さんも「合コンに呼ばれなくなって焦らないと、結婚ってできないと思うのでちょうどいいチャンスだと捉えます」と笑う。
 
悩むことも多い30代。しかし、20代で培ってきたものが必ずあるはずだ。
 
外野の声に耳を傾け過ぎず、いつか「あのとき、こんなはずじゃなかった」と、後悔をしたことを後悔しない選択をしたい。


※回答者のコメントは原文ママです


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