正解はB「左の手袋は赤、右の手袋は紫色に見える」
左右の手袋の実際の色はどちらも同じ紫色ですが、左右の手袋の色は異なって見えます。これは、「色の恒常性(こうじょうせい)」と呼ばれる現象です。
人間は、目の網膜から送られる本当の色の信号を脳で補正します。左側の赤い手袋は、周囲も青い照明に照らされているので、見かけの色は赤のままです。右側の赤い手袋は、手袋の部分にのみ青い照明に照らされているので、紫色に見えます。
手袋は赤だと1度認識してしまえば、照明の色が変わっても、手袋は赤だと認識します。つまり、色は“脳”が作っているのです。「色の恒常性」は、知覚の恒常性の一種で、ほかには明るさの恒常性、大きさの恒常性、形の恒常性などがあります。
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