老猫がご飯を食べてくれない……食欲アップする方法、おすすめの食事は？

季節の変わり目は、猫のカラダに疲れをもたらすことがあります。特に高齢猫になると、気温の変化などが影響し、その不調から食欲がなくなることがあります。元気に長生きしてもらうためにも、しっかり食べてもらう工夫が大事です。

2022.10.05

食が細くなった15歳以上の高齢猫、食べてもらうには

高齢猫の食が細くなった原因を動物病院で調べてもらい、その後は、猫の好みを重視しながら、体調に合ったものを選んであげましょう。

「CIAOちゅ〜る」などのおやつをうまく活用すると、食べてくれる場合もあります。

ここでは、筆者の飼い猫の定番フードを3種類紹介します。

●15歳以上の高齢猫におすすめのご飯1：高齢猫用粉ミルク

ミルク風味が好きな猫ちゃんに。粉タイプは、リキッドタイプよりも保存期間が長く、小食の猫ちゃん向けといえます。

●15歳以上の高齢猫におすすめのご飯2：タンパク質を抑えた腎臓疾患用フード

粉タイプは、食が細い猫にとっては、量を調整しながら与えられるので、使い勝手が良いです。

●15歳以上の高齢猫におすすめのご飯3：高齢猫用ちゅーる

「ちゅ～るは食べるけど、キャットフードは食べない……」ということはよくあります。おやつばかりだと、栄養バランスが悪くなってしまいます。そんなときは、上記の1または2を、ちゅ～るに混ぜて与えてみましょう。

流動食やおやつで急場をしのぎますが、ドライフードなども食べて欲しいもの。そんなときは、次の方法でフードを工夫し、食欲アップにつなげましょう。

1. 温めて、フードの匂いを強めてみる

猫は味よりも「におい」が決めてです。電子レンジで10秒ずつ加熱し、フードの匂いが増すと食べてくれることもあります。熱くなりすぎるとやけどしてしまうので、触ってみて、指の温度と同じくらいに感じる程度でやめておきましょう。

2. かつお節好きな猫ちゃんに「香り」だけをプラス

かつお節が好物の猫ちゃんには、「香りだけ」をプラスしてみてはどうでしょう。手順は、お茶パックにかつお節少々を入れたものを、ドライフードの袋に一緒に入れておくだけです。

かつおぶしの香りがフードに移り、それにつられて食べてくれることがあります。