猫の生涯飼育費用はいくら? 1か月あたりの費用も調査結果から紹介

猫を飼育するにあたってかかる費用は、ペットを飼育する前に必ず把握しておきたい項目のひとつです。今回は、一般社団法人ペットフード協会「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」から、飼育費の総額や1カ月あたりのペットフードの費用を紹介します。

猫の飼育費どれくらいかかる?

犬と並んで、ペットの代表格ともいえる猫。コロナ禍に入り在宅時間が増えたことで猫を飼いたいという方も増えたのではないでしょうか。では、猫を飼育するにあたってどれくらいの費用がかかるのか。飼育にかかる費用は、ペットを飼育する前に必ず把握しておきたい項目のひとつです。
 

今回は、一般社団法人ペットフード協会「令和2年 全国犬猫飼育実態調査」から、猫を飼育している人への調査からわかった、飼育費の総額や1カ月あたりのペットフードの費用を紹介します。
 

1カ月の支出は1万円弱 生涯必要経費は平均約120万円

まずは、1カ月あたりの支出金額を確認します。下に示しているのは、猫に関する支出金額の総額、キャットフード、おやつなどのキャットフードの3つの観点における平均と中央値の金額を示したものです。

このグラフからわかる通り、1カ月あたりの支出金額は平均で8289円となっています。市販の猫主食用のキャットフードは平均3194円、市販の猫おやつ用キャットフードは平均1460円という結果になりました。
 

次に、猫の平均寿命と生涯必要経費を確認します。

上の表にある通り、猫の生涯必要経費の平均は約124万円という結果になっています。外に出る猫よりも外に出ない猫のほうが平均寿命が2.56年長い傾向にあります。生涯必要経費は「外に出る」猫が最も高く、127万6128円となっています。
 

猫に与えるおやつNo.1は?

最後に、費用とは違った観点になりますが、猫に与えているおやつランキングを紹介します。

最も割合が高いのは、「市販の猫用おやつ(煮干し等のさかな以外)」で29.8%という結果になりました。つづいて、「市販の猫用おやつ(煮干し等のさかな)」26.2%、「市販のウェットタイプのフードをおやつとして」23.3%の割合が高くなっています。「おやつを与えていない」」は29.2%となり、「市販の猫用おやつ(煮干し等のさかな以外)」についで2番目に高い割合となっています。
 

「おやつを与えていない」という世帯は29.2%と犬を飼っている世帯の11.2%よりも多く、猫の方がおやつを与えていない世帯が多いようです。犬飼育の支出金額に関しては、「犬の生涯飼育費用はいくら? 1か月あたりの費用も調査結果から紹介」をご覧ください。


今回は、一般社団法人ペットフード協会の調査結果から、猫の生涯必要経費や1カ月あたりにかかる費用を紹介しました。

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