台風で転倒したエアコンの室外機は自分で起こさず販売店へ連絡を――。ダイキン工業は9月17日、公式Twitterを更新し、災害時の「室外機トラブル」対処法を呼びけました。同社Webサイトでは「災害時の困りごとと対処法」として、災害時に起こりうるエアコン室外機の困りごとや対処法を公開しています。
台風のときに想定される室外機のトラブル
同社によると、災害時に発生する室外機のトラブルは主に2つ。1つ目は、地震や台風による室外機の転倒、落下、破損、移動(位置ずれ)などです。例えば、強風により室外機の位置がずれてしまった、階のベランダに置いていた室外機が落下した、などが想定されます。
2つ目は大雨による室外機の浸水です。室外機に想定外の大量の雨が吹き付け、浸水してエアコンが使用できなくなってしまった、などのケースです。
室外機が倒れたとき、浸水したときの対処法
では、これらのトラブルが発生した場合はどうすれば良いのでしょうか。
・室外機が倒れた場合
室外機が転倒した場合には、“絶対に”自分で起こさずに、使用しているエアコンの販売店へ連絡および相談をしてください、とのことです。自分で室外機を起こそうとすると、室外機の転倒により室外機と室内機をつなぐ冷媒配管に負荷がかかり、その際にできた亀裂や穴から冷媒が漏えいする可能性があるためです。
なお、電気が復旧していない状態ではエアコンの動作確認ができないため、必ず復旧してから連絡するようにしましょう。
・室外機が浸水した場合
室外機が浸水した場合には、エアコンの使用をすぐに中止しましょう。室内機の電源を抜くかブレーカーを切り、使用しているエアコンの販売店へ連絡および相談してください、とのことです。
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・災害時の困りごとと対処法(ダイキン工業)