メルカリを使っていて困ったこと、モヤっとしたことはありませんか?
All About編集部が2022年9月、全国500人を対象に実施した「メルカリに関するアンケート」結果によると、購入者/出品者ともにモヤッとした経験があるようです。今回はその中から、「値下げ交渉はどの程度受け入れれば良いのか」について、ネットオークション暦18年、フリマアプリ歴8年以上の専門家で「All About」メルカリの使い方ガイドの川崎さちえが回答します。
メルカリでは「値下げ交渉」が当然のように行われる
メルカリの値下げ交渉に関する悩みは尽きないようで、多くの人が悩んだり、戸惑ったりしています。フリマアプリ独自の文化でもあるのですが、既に定着しているので、当然のように値下げ交渉を受けることも少なくありません。
出品者も、きっと値下げ交渉があるだろうなと思って販売価格を決めている場合が多いです。つまり、値下げ前提の価格ということです。でも相場を見てみて、自分が思った販売価格よりも低いとなると、それに合わせることになってしまいます。自分だけ販売価格が高いと非常に売れにくいですからね。その販売価格、つまり、あまり納得できない価格で出品しているにも関わらず値下げ交渉が来たら、どうしようかと悩みます。
ここで考えるのがどの程度下げれば良いのか?ということですが、ポイントは「送料」です。
送料中心に、手元に入ってくる金額をきちんと計算しよう
値下げ交渉をしたら、手元に入ってくる金額(販売利益)が少なすぎた! ということがないように、まずはきちんと計算をしましょう。
この時、必要になるのがメルカリに支払う手数料と送料です。手数料は販売価格の10%と決まっていますが、送料は荷物のサイズや重さによって異なります。例えば「らくらくメルカリ便」の「ネコポス」と「宅急便」では500円以上違ってしまうのです。そのため、送料をしっかりと調べてから値下げの幅を決めていくことが重要になります。
相手が希望の金額を提示した場合は?
もし相手が購入希望の金額を提示しているならば、それが可能かどうかを判断します。希望に応じられれば良いのですが、先ほど書いたように送料や手数料を引いたら販売利益が納得できる金額でなくなってしまうこともあります。もし受け入れられないならば、「○○円ではどうでしょうか」と逆に提案するのもアリです。
大前提:値下げ交渉は受け入れなくても良い!
そもそもの話になるのですが、値下げ交渉は必ずしも受け入れることではありません。メルカリのオフィシャルルールではなく、ユーザー同士の暗黙の了解のようなものだからです。値下げ交渉のコメント自体も受け付けたくないならば、商品説明やプロフィールに「値下げはできかねます」と書いておきましょう。
メルカリで頻繁に行われる値下げ交渉は、悩みもありますし、憂鬱に感じてしまうこともあります。トラブルに発展する可能性もあるので、最初から受け付けないのも手です。一方で、値下げありきで考えているユーザーが多いのも事実。もし受け付けるならば、今回紹介したように、自分にとって不利益にならない金額で、逆に出品者から交渉するのも良いでしょう。
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