人気の回転寿司チェーン「くら寿司」では、「にぎり」や「ぐんかん」などのお寿司だけではなく、サイドメニューも豊富にそろっています。その中で「くら出汁」という、思わず二度見してしまうメニューがありました。どうやらおいしい出汁のようです。テイクアウトが可能なので、これを使ってちょっとした料理をしてみましょう。
「くら出汁」とは?
くら寿司のサイドメニューのひとつ「くら出汁」は、創業以来ずっと同じ味わいの「出汁」。公式サイトには材料などが書かれていないのですが、ネットで調べると昆布や鰹節など7種類の素材からとった出汁とのこと。
ホットコーヒーで使用されるようなカップに入っています。ふたも、まさにホットコーヒー。今回筆者はテイクアウトをしています。車で移動していたのですが、ふたを取ってみると車の中に鰹のよい香りが充満して、思わず息を大きく吸ってしまいました!
気になる「くら出汁」の味は?
「くら出汁」はその香りの通り、鰹の風味がかなり強い出汁です。さらに昆布などを使用して、味に深みを持たせている印象です。家庭ではなかなか出せない味だなと思いました。味つけは醤油で、比較的濃いめです。そのまま飲んでもおいしいのですが、ちょっと塩分が気になるところ。
また写真のように、少し濁っています。透き通るタイプの出汁ではありません。
ここからは、「くら出汁」を使った、簡単アレンジを紹介していきましょう。
くら出汁巻たまご
卵2個分の溶き卵に、「くら出汁」を大さじ3ほど入れました。よくかき混ぜて、いつものように焼くだけです。
くら出汁巻たまごは、色が茶色っぽくなることはありませんでした。また水っぽくもありません。本来なら、もっとふっくらするのでしょうけれど、これは筆者の調理の腕の問題です……。味は鰹の風味がきいていました。筆者は砂糖を入れないのですが、お好みで甘くしても「くら出汁」と合うと思います。
舞茸ともやしのさっと煮
舞茸ともやしを「くら出汁」で煮たものです。「くら出汁」は薄めずに、そのまま使っています。舞茸からも風味が出てくるので、「くら出汁」の鰹風味とちょっとケンカをしてしまうかも……。舞茸の量を減らすなど調整をすれば「くら出汁」が生きてきそうです。
たこ焼きやお好み焼きの生地にプラス
普段、筆者の自宅では生地からたこ焼きやお好み焼きを作っているのですが、今回は「くら出汁」をプラス。水を入れるかわりに、同じ量を「くら出汁」にしました。
焼いている途中で焦げ付くかなと思ったのですが、焼き目も綺麗にできあがりました。生地に「くら出汁」が入っているので、ソースなど必要ないくらい味がしっかりしたお好み焼きとたこ焼きができましたよ。
「くら出汁」は110円(税込。テイクアウトでも店内飲食でも同じ価格)です。店内で茶碗蒸しにプラスしたり、丼物をお茶漬けのようにして食べたりすることもあるようですね。今回のようにテイクアウトをすれば家庭の料理にも使えます。新米が出回り、さらに秋の味覚が豊富になる時期です。炊き込みご飯にしてもよいかなと思ったりしました。
【おすすめ記事】
・静かに注目を浴びる「だしバター」って何? ありそうでなかったアイテムに目からウロコ!
・カルディの「かけるミニトマト」が出汁の旨みで万能! 無限大の使い道を試してみた
・「くら寿司」と「ビームス」が期間限定コラボ! オレンジ色のお寿司&大豆ナゲットを実食レポ
・好きな回転寿司チェーン店ランキング! 3位「はま寿司」を抑えたTOP2は? 【500人調査】
・だしの旨味を味わうには、幼い頃からの経験が大切