9月19日は苗字の日。1870年のこの日に「平民苗字許可令」が公布され、貴族や武士だけのものだった苗字(以下、名字)を国民全員が名乗れるようになりました。今回は、NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』出演者の珍しいレア名字ランキングをご紹介します。
※本記事で紹介する名字の解説は、「名字由来net」より記載しています。
第3位「飯豊」
3位は「飯豊(いいとよ)」さん。大野愛を演じた飯豊まりえさんの名字がランクインしました。大野愛は、ヒロイン・暢子(黒島結菜)の幼なじみで夫となった和彦(宮沢氷魚)の元恋人で東洋新聞の記者。やや控えめな性格ながら働く女性として社会意識は高く、パリでファッションの担当記者として活躍するという夢を叶えるため和彦との別れを選択したキャラクターです。
名字由来netによると、「飯豊」さんの全国順位は1万8419位で、全国人数はおよそ260人。飯豊は現在の岩手県南東部と北西部を除く地域である陸中国和賀郡飯豊村がルーツの1つといわれており、桓武天皇の子孫で平の姓を賜った家系である平氏(桓武平氏)小田島氏族や清和天皇の子孫で源姓を賜った氏(清和源氏)頼光流などにも見られるそうです。
第2位「井之脇」
2位は「井之脇(いのわき)」さん。矢作知洋を演じる井之脇海さんの名字が2位にランクインしました。矢作は暢子が勤めていた西洋料理店の元先輩で、現在は暢子がオープンした沖縄料理店「ちむどんどん」の頼れる料理人。ひねくれた部分もありながら、身重の暢子を気遣う言動や、店のために身を捧げる覚悟を見せるなど心根の優しさが垣間見られ、人気急上昇中のキャラクターです。
「井之脇」さんの全国順位は2万4925位で、全国人数はおよそ150人。現在の鹿児島県である薩摩が起源ともいわれ、近年では鹿児島県に多く、南九州市川辺町古殿に集中して見られるそうです。
第1位「上白石」
『ちむどんどん』出演者のレア名字ランキング、栄えある1位に輝いたのは「上白石(かみしらいし)」さんです。ヒロイン暢子の妹・比嘉歌子を演じる上白石萌歌さんの名字がランクインしました。歌子は幼い頃から病気がちで強烈にシャイな性格ですが、沖縄民謡のレコード歌手を夢見るほど音楽好き。たびたび美声で視聴者を楽しませてくれます。
「上白石」さんの全国順位は3万2345位で、全国人数はおよそ90人。萌歌さんと共に姉の萌音さんも俳優、ミュージシャンとして活躍しており知名度は抜群ですが、とても珍しい名字です。名字の由来は、現在の熊本県である肥後国飽田郡上白石村が起源ともいわれ、鹿児島県に多く、特に薩摩川内市宮里町に集中して見られるのだとか。「上」は下や中に対し高いところや奥を、「石」は石や岩、硬い地盤を表すのだそうです。
沖縄4兄妹の人生を描く『ちむどんどん』には、キャラクター名として沖縄の珍しい名字がたくさん登場しますが、出演者にも意外とレア名字が多い模様。苗字の日を機に、気になる出演者の名字を調べてみてはいかがでしょうか?
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