横浜名物・シウマイでおなじみの崎陽軒はJR東海とのコラボレーション企画で「ご当地シウマイ大使認定講座 in 横浜」を8月27日に開催。講座では崎陽軒の歴史を学ぶ座学、「ご当地シウマイ」を作る実習を経て、修了試験を実施。参加者20人が見事全員合格を果たしました。筆者も体験取材をさせてもらいましたので、当日の様子をレポートします(画像はすべて筆者撮影)。
「ご当地シウマイ大使認定講座 in 横浜」とは
JR東海がさまざまなパートナーと力を合わせ、「あなたがあなたの“推し”をもっと推せるように」との思いを込めて提案する「推し旅」。その一環として同講座が開催されました。
崎陽軒「推し」がシウマイの聖地・崎陽軒本店に一堂に会し、特別な座学や実習を受講。修了試験に合格すると、「ご当地シウマイ大使」に任命されるというもの。募集人数20人に対し107人の応募があったとのことで、応募内容から熱意ある方を崎陽軒取締役広報部長ひょうちゃんが選考しました。
当日は、地元の神奈川はもちろん、東京、栃木、静岡、愛知、滋賀、奈良、大阪まで、東海道新幹線沿線から「崎陽軒推し」「シウマイ推し」の16組20人が集結しました。
知らないことがたくさん! 崎陽軒の歴史学
午前中は崎陽軒の社員による「歴史学」が開講。崎陽軒の経営理念にはじまり、シウマイやシウマイ弁当の歴史、崎陽軒のこれからの取り組みまで、崎陽軒の過去と未来について学びました。
横浜工場から出荷するシウマイ弁当には紐が掛けられていることはよく知られていますが、東京工場から出荷するシウマイ弁当のデザインの中に東京スカイツリーが描かれていることは筆者も初めて知りました。
続いて「比較食文化学」へ。味覚についての基礎知識や全国のだしの違いについて学んだ後、6種類のだしを飲み比べ。地域性やだし同士の相乗効果について実感できました。
昼食は社員も驚くレベルの「ほかほか」シウマイ弁当
昼食はもちろんシウマイ弁当。なんと、地下にある本社工場からほかほかのシウマイ弁当が運ばれてきました。フタを開ける前から、ごはんの香りが漂ってきます。
「私たちでも、このレベルの“できたて”にはなかなか出会えません」と、崎陽軒の社員も驚いたほど。冷めていても「ごはんがおいしい」ことで定評のあるシウマイ弁当ですが、ほかほかごはんのシウマイ弁当はさらに上をいくおいしさでした。
手洗いは1人3分! 「ご当地シウマイ」の調理実習へ
午後は衛生学の講義を受け、調理実習の前に手洗いを実践。実際に工場で行われている手順で、かかる時間は1人3分! 1時間ごとに最低1回は手洗いを行うとのこと。安心・安全なシウマイやお弁当の出荷は、厳しい衛生管理の上に成り立っていることを身をもって知りました。
手洗いをすませたら、いよいよ「ご当地シウマイ」づくりへ。例えば、神奈川県はかまぼこやアジ、シラス、栃木県はニラ、奈良県は奈良漬といった、受講者それぞれのご当地にちなんだ食材が入ったユニークなご当地シウマイが完成しました。
ご当地シウマイが蒸しあがる間、修了試験を受けます。全部で25問、4つの選択肢から1つを選ぶ方式です。80点以上で「ご当地シウマイ大使」に認定されるとあって、受講者の皆さんは真剣な顔つきで回答していました。
参考書として、2018年にKADOKAWAから発行された「崎陽軒ウォーカー」が配られたことも手伝って、20人全員が見事「ご当地シウマイ大使」に認定されました。
蒸しあがった「ご当地シウマイ」を食べてお仕事はじめ!
任命式では野並晃社長からハガキサイズの「名刺」が手渡され、皆さん笑顔に。
1人ずつ順番にご当地シウマイの1分間プレゼンテーションを行い、それを聞きながら蒸しあがったご当地シウマイを試食しました。
ご当地シウマイ大使は、住んでいる地域と崎陽軒、横浜、神奈川を繋ぐ存在として、崎陽軒の活動全般の普及を行う役割を担います。さっそくお仕事はじめとして愛知県瀬戸市で行われる「ひょうちゃん作り体験イベント」の情報をTwitterで発信しました。
「ご当地シウマイ大使認定講座 in 横浜」は11月にも開催予定とのこと。「我こそは」と思われる方はご当地シウマイ大使の情報発信をお見逃しなく。
・URL:推し旅
・URL:崎陽軒公式ツイッター
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