うさぎとブルーベリー農園の共生がTwitter上で大きな注目を集めている。
「うさぎがブルーベリーを食べる姿を見られるのは珍しいですが実はうちの農園にとっては大変ありがたい事なのです。うさぎが食べている下の方にある果実は雨等の跳ね返りで汚れるので収穫しません。しかし放置すると腐って病害虫の影響やスズメバチが沢山きてしまうので本来なら全て収穫したいのです」
と、その模様を動画付きで紹介したのは北海道美瑛町のびえいハスカップファーム公式アカウント(@haskapfarm)。
衝突してしまいがちな人間と野生動物の営みだが、こういった共生関係が成立するのはなんともうれしい。公式アカウントの投稿に対し、SNSのユーザーからは、「お互いに助け合ってる感じがしてほっこりしました」「絵本に出てくるうさぎさんみたいだー!」「まるで絵本の1ページのような光景。農園と野性のウサギがうまく共存できている素敵な環境なのですね」「berry good」など数々の絶賛コメントが寄せられている。
びえいハスカップの担当者にお話を伺ってみた。
「これだ!」汚れた果実の処分に悩んでいた時に現れた“救世主”
――ファームの近所には野生のうさぎが多数生息しているのでしょうか?
担当者:元々山奥の田舎なのでうさぎはいたのですが、キタキツネやタヌキ、アライグマなどの害獣よけにフェンスを張ってから頻繁に見るようになりました。多いときでは6匹ほど同時に確認しています。
――ファームでうさぎがブルーベリーを食べる姿を見られるようになったのはいつ頃からでしょうか?
担当者:初めてブルーベリーを食べているのを見たのは2年前です。汚れた果実をどう処分したらよいか悩んでいた時だったので「これだ!」って感じで利点に気が付きました。食べる様子はなかなか撮影できずにいたのですが、今回奇跡的に撮影に成功したのでTwitterに投稿しました。
――今回の反響へのご感想をお聞かせください。
担当者:正直、最初は怖かったです(笑)。ものすごい勢いで通知が止まらないし、フォロワーも増えるし、自分が何かしたのかと怖くなったのですが、リプライや引用ツイートを見ると皆さんとても優しいコメントをしてくれていて心が温かくなりました。
また、ピーターラビットに関するコメントが多かったのですが、正直絵本を読んでいなくて恥ずかしながらよく分かりませんでした……。今度読んでみようと思います。
最後に、うちのうさぎは野生なので厳しい環境にも耐えることができ、いろんな物を食べますが、ペットのうさぎにはまねをして大量にブルーベリーを与えないで欲しいです。与えても国産の安全な果実を少量でお願いしたいです。自分はかなりのうさぎ好きなので、その点はお願いしたいですね。
今回紹介されたこの事例がなにかより良い展開のヒントになることを願いたい。
取材協力:びえいハスカップファーム
所在地:北海道上川郡美瑛町美沢美生
公式ホームページ:https://haskapfarm.com/
Twitterアカウント:https://twitter.com/haskapfarm
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