All About編集部では、「水泳の授業」に関する独自アンケート調査を実施。調査は、全国10〜60代の男女136人を対象にインターネット上で実施しました(調査期間:2022年8月8〜14日)。今回はその中から、「水泳の授業が好きか嫌いか」についての調査結果を発表します。
水泳の授業が「好きだった」人は約4割。理由は「自慢できたから」
好きだった理由には、「クロールが結構速かったし、フォームがきれいと言われたことがあったので(53歳女性/その他)」「小さいころからスイミングに通っていたため大会に選抜される程度に得意だったんです(46歳女性/東京都)」「唯一、体育の授業で成績を上げられる種目だから(36歳女性/埼玉県)」「小さいころに習っていたので自慢できたからです(29歳女性/長崎県)」など、泳ぐことが“得意だったから”との声が寄せられました。
また、「2時間分の授業で、ほかの算数や国語がなくなったからです(35歳女性/千葉県)」「友達と遊べて楽しかった(54歳男性/大阪府)」「水泳の授業は最初は何メートルか泳がされましたが、あとは自由だったので楽しい思い出しかありません(49歳男性/宮城県)」「泳げるから、机でする勉強じゃないから(61歳男性/大阪府)」など、友達と遊べる自由時間が多くて楽しいうえに、勉強しなくていいから好きだったという人も。
中には、「スイミングなどの教室に通っていなかったので、プールは学校でしか入れなかったので水泳の授業は好きでした(38歳女性/群馬県)」など、プールに入る機会が学校だけだったので楽しみにしていたというコメントもありました。
「泳ぐのが苦手」「水が怖い」……“水泳嫌い”派の理由は?
一方、水泳の授業が「嫌いだった」という人は46.3%と約半数。回答者からは、嫌いだった理由として、「泳ぐのが苦手だから。周りの人に下手な泳ぎを見られるのが嫌だった(25歳女性/千葉県)」「スポーツ全般得意だったが、水泳だけは苦手でこの時だけ成績が下がるから(48歳女性/東京都)」「泳力でグループ分けをされて、ひたすら練習させられました。始めは泳げなかったのでとても辛かったです(63歳女性/神奈川県)」「泳げないし…水が怖いからです(58歳女性/山口県)」など、泳げなかったから、水が苦手だったから、というコメントが集まりました。
「水着になるのが嫌」「苦痛」の声も
「スタイルが良くなかったので水着になるのが嫌でした(31歳女性/山口県)」「体型にコンプレックスがあったので、水泳の授業は苦痛でした(37歳女性/東京都)」「水着のデザインが嫌いなので、授業に出たくなかった(44歳女性/広島県)」「泳ぎが不得意で、裸の姿をクラスメイトに見られたくないから(47歳男性/茨城県)」など、水着になるのが嫌だったというコメントも目立ちました。中には、「水泳の授業が終わったあと移動で忙しいのに着替えないといけないのも大変だしとても身体中がべたべたするからです(25歳女性/岩手県)」「水も怖く、水着に着替えることも面倒だったし、プールサイドの床が汚く感じていたから(20歳女性/北海道)」「水着に着替えること、水着になること、生理で見学することなど、嫌なことが多かったから(47歳女性/長野県)」「寒いことも多く、疲れるし、着替えを持っていくのも着替えるのも面倒でした。思春期は男女混合での授業も嫌でした(29歳女性/神奈川県)」など、嫌な思い出しかないと回答する人も。水泳が苦手な人にとって、授業の時間はとにかく苦痛だったのかもしれませんね。
水泳授業の恒例イベント“地獄のシャワー”が「嫌い」の理由に?
水泳の授業が、「好きでも嫌いでもない」と回答した14.7%の人からは、「泳ぐのはどちらかというと好きでしたが、教室で着替えるのが面倒でした(49歳女性/和歌山県)」「泳ぐのは好きでしたが水着を着るのが嫌いでした(30歳女性/宮城県)」「泳ぎ自体は平泳ぎが得意で早かったのもあって純粋に泳ぐことは好きでしたが、体毛、特に脛の毛が濃かったので水着に着替えることが嫌だった(47歳男性/長野県)」など、泳ぐことは好きだけど、着替えるのが面倒で嫌だったというコメントが目立ちました。中には、「最初の地獄のシャワーと浅いところに10秒浸かるのと目を洗うのが嫌でしたけど、水泳は好きだったからです(24歳女性/兵庫県)」との声も。プールに入る前に浴びる冷水のシャワー、通称“地獄のシャワー”。昔から水泳授業の恒例イベントとして、全国的に通用する用語であることも興味深いですね。
※回答者のコメントは原文ママです
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