8月2日は、カレーうどんの日!
ハウス食品など業界各社が参加する「カレーうどん100年革新プロジェクト」によって制定されました。
今回は「カレーうどん」と「カレー南蛮」の違いなど、「違いの分かる人」になれるカレーうどんの豆知識をご紹介します!
カレーうどんの日が「8月2日」の理由
カレーうどんの日が8月2日なのは、「カレーの日」と「うどんの日」が影響しています。
日本に初めてカレーが伝来した横浜港の開港記念日でもある「カレー記念日」が6月2日。
そして、 香川県の農家で田植えや麦刈りがひと段落する半夏生(7月2日ごろ)にうどんを食べる風習があったことから制定された「うどんの日」が7月2日。
「カレー」と「うどん」があってこそのカレーうどん、ということで、それらの記念日である6月2日、7月2日に続く8月2日が「カレーうどんの日」になったというわけです。
また、夏にカレーの消費量が増えるのに対して、うどんの消費量は落ち込む傾向にあるため、カレーうどんによってそれを引き上げたいうどん業界の思惑も相まって、真夏である8月2日に制定されました。
「カレーうどん」と「カレー南蛮」の違い
カレー南蛮の「南蛮」とは、鴨南蛮と同じくネギのこと。
諸説ありますが、南蛮人と呼ばれた江戸時代に来日したポルトガルやスペインの商人たちが、ネギを好んで食べていたことから、鴨とネギを使った蕎麦を「鴨南蛮」と呼ぶようになったのが由来とされています。
また、カレーうどん100年革新プロジェクトによると、カレー南蛮はカレーうどんの前身であり、中目黒の蕎麦屋『朝松庵』の2代目店主である角田酉之助さんが考案。発売当初から蕎麦かうどんを選ぶことができました。
それが他の店舗にも広がる中で、特にうどんを使うものをカレーうどんと呼ぶようになり、具材もネギに限らないようになったとされています。
これらのことから、カレーうどんは「カレー汁をうどんにかけたもの」であり、カレー南蛮は「ネギの入ったカレー汁をうどんか蕎麦にかけたもの」という違いがあります。
「カレー丼」と「カレーライス」の違い
カレー丼とは、カレーうどんのカレー汁をご飯にかけたもの。発祥はカレー南蛮と同じく『朝松庵』の角田さんが考案したとされています。
カレーうどんのカレー汁、つまりカレーを蕎麦つゆなどの出汁で伸ばしたものを使うため、カレーライスとは違う、和風の味わいになります。
ちなみに、「蕎麦屋のカレーライス=カレー丼」ではなく、カレー丼と普通のカレーライス、両方を扱う蕎麦屋も多いので、注文する際は間違えないようにご注意ください。
意外と奥が深いカレーうどん。ぜひこの機会に、食べてみてはいかがでしょうか。
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