生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行うネオマーケティングは7月12日、「食料品の値上げに関する調査」結果を公表。同調査は、全国の20歳以上の男女1000人を対象にインターネット上で実施しました(調査期間:2022年6月3~6日)。
2022年に入ってから6月までの5カ月間で4770品目が値上げが実施され、今後も年内だけで累計1万798品目の値上げが計画されています。日常生活に関わる商品の値上げが続く中、「食料品の値上げ」に関する人々の意識や行動について調査しました。
値上がりを感じて「買い控える」商品ランキング! 1位は「ビール」
「値上がりを感じている」食料品のジャンル別の商品について、「買い控える」「やや買い控える」との回答が多かった商品をランキング化しました。第1位は、「ビール」。次いで、2位は「缶詰・瓶詰・乾物」、3位「スイーツ・お菓子」がいずれも僅差で続きました。
2位の「スイーツ・お菓子」と4位の「アイス」などの嗜好品、2位の「缶詰・瓶詰・乾物」、5位の「惣菜・お弁当」、6位の「レトルト・加工食品」など、食材を調理すれば代替できる商品が並びました。
値上がりを感じる食料品、1位は「野菜」
直近3カ月で食料品を購入する際、「とても値上がりを感じる」「やや値上がりを感じる」と回答した人は、全体の85.5%でした。値上がりを感じる食料品は、「野菜」と回答した人が65.7%と最も多く、次いで、「肉・魚」「チーズ等 加工乳製品」が続きました。
お気に入りのブランドがあっても、「安いほう」を買う商品1位は?
「普段同じブランドを購入している」商品がある、と回答した855人に聞いた商品ジャンル上位10項目の中で、最も多かったのは「牛乳・乳製品・卵」。次いで、「チーズ等 加工乳製品」と、乳製品が続きました。
普段同じ商品を購入するお気に入りのブランドがある中で、その商品の値上がりを感じた際に、他のより安い商品を購入しているかどうかを聞きました。
「野菜」を除いた商品ジャンルでは、「レトルト・加工食品」が最も多く、普段同じブランドの商品を購入している人が最も多かった「牛乳・乳製品・卵」は39.1%、「チーズ等 加工乳製品」は40.4%でした。
お気に入りのブランドがある人が多い一方で、値上げ時には、価格の安い商品に切り替えられやすいジャンルであることがうかがえる結果となりました。
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