「皮の中からジュワッとスープがあふれ出る……!」この文言を使うのは小籠包だけ、と思っていた我が人生。しかしなんと、餃子でそれを体現したお店があるそうなんです。どんな餃子なのか、小籠包とはどう違うのか? 東京・大塚にある「幸龍軒」へ実際に食べに行ってきました! 
 

肉汁あふれる餃子を求めて、大塚へ

JR大塚駅・南口から徒歩3分。鮮やかな黄色の外観が目印(写真はすべて筆者撮影)

「幸龍軒」は2020年11月にオープンした中華料理店。気軽な雰囲気でラーメンや焼売、餃子などが楽しめる、いわゆる”町中華”と呼ばれるお店です。

スタンド看板に書かれた「モツあんかけラーメン」も非常に気になりますが……今日の目的はそれではないのです

一品料理から定食、おつまみ、お酒類までメニューが豊富! フード・ドリンク合わせると80種類以上はありそうです。
 

テーブル席のほか、カウンター席も備えた30席ほどの店内。昭和を感じさせるレトロな雰囲気です

伺ったのは、ランチのピーク帯を外した平日の14時頃。朝から夜までの通し営業なので、遅いランチでも早い夕食でも、軽く1杯も楽しめそう。実際に、女性1人客が定食を食べに来ていたり、男性数人組がお酒とおつまみを楽しんでいたりしていました。

 

『たぶん 日本一、肉汁のでる餃子』!?


今日の目的は「肉じゅう餃子」。2022年6月から登場した幸龍軒の新商品です。メニューには『たぶん 日本一、肉汁のでる餃子』『賞味期限もたった1分』など、気になる見出しが躍っています。さっそく注文!
 

「肉じゅう餃子」2個/400円(税込)。餃子もレンゲも大きい!

運ばれてくるまで「2個で400円は高いかなあ」などと考えていましたが、器の上の餃子を見て考えを改めました。一般的な餃子の2倍以上の大きさ! 長さをはかってみると8cm以上ありました。針ショウガも添えられています。
 


念のためレンゲの大きさを比較。奥が「肉じゅう餃子」用、手前はラーメンに付いてきた一般的なサイズです。
 

ずっしり

ボリューミーで、皮はつやつや。ひだの入り方が少しずつ違うことからも、1つずつ手作りされているのが伝わります。
 


底面はこんがりとした焼き目。では、皮をそっと開いてみます!

 

『賞味期限はたった1分』の理由


皮はもちもちしていて、思ったより弾力があります。箸に力を入れて開いてみると……。おお、濃い目の色合いのスープがたっぷり! レンゲをうまく傾けないと下にこぼれ落ちてしまいそうなほどです。豚肉にキャベツやニラ、シイタケなどを加えた肉ダネに、ゼラチンで固めたスープを加え、破れないよう丁寧に閉じているとのこと。
 


写真を撮っていると、肉汁スープの量がみるみるうちに減って来てしまいました。実はこの「肉じゅう餃子」、3分ほど経つと皮が肉汁を吸ってしまいます。スープたっぷりの一番おいしい状態を楽しむなら1分以内に食べるのがおすすめだそう。メニューに書かれていた『賞味期限は1分』は、こうした理由からだったのですね。
 


食べてみるとしっかりした味付け。アツアツのスープと、ふわっとやわらかな肉ダネがよく絡み合って、豚肉の甘みと強い旨味を感じます。そのままでもおいしいですが、卓上には酢や醤油、黒酢などがあるので、1個目と2個目で食べ比べしても良いかもしれません。
 

小籠包とは明らかに違う「肉じゅう餃子」 


当初抱いていた「小籠包とはどう違うのか」という謎。実際食べてみてよく分かりました。
 
「小籠包」は基本的に薄い皮で、餃子のように焼くとすぐに皮が破けてしまいます。そのため蒸す調理法が一般的。一方で「焼き小籠包」もありますが、こちらは中国では「生煎包(ションチェンパオ)」という名の点心で、いわゆる小籠包とは別物。パンのような厚めのふかふか生地なので、焼いても破れにくくカリッと仕上がります。
 
幸龍軒の「肉じゅう餃子」はどちらとも違います。皮はちょっと厚めで弾力があり、もちもち食感。スープがたっぷり入っていても“餃子”の印象を受けました。
 
幸龍軒の「昔ながらの中華そば」650円(税込)。あらみじんの玉ネギがシャキシャキでした

帰り際、お店の方に「破れないように焼くのは大変ですか?」と聞いてみたところ、「少しでも穴が開いたら提供できないので、包むときは細心の注意を払いますが、焼くのはいつもの餃子と変わりませんよ」とのお返事が。プロの境地を実感しました……!
 
玉ネギを使ったジューシーな焼売は1個/各150円(税込)から注文可能。「とびっこ焼売」はプチプチ食感が楽しい!

お昼ごはんはもちろん、仕事終わりの1杯や、テイクアウトなどにもおすすめの「幸龍軒」。ただ、今回のメインである「肉じゅう餃子」はイートインのみ。ぜひお店で、スープあふれるアツアツな味わいを楽しんでみてくださいね。


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