7月2日はうどんの日! 香川県の農家で、田植えや麦刈りがひと段落する半夏生(7月2日ごろ)にうどんを食べる風習があったことから来ています。
今回は、讃岐うどんと他のうどんの違いなど、うどん好きには当たり前でも、食べ慣れてないとちょっとだけ難しいうどん用語をご紹介します。
「讃岐うどん」と「他のうどん」の違い
生めん類の表示に関する公正競争規約によると、讃岐うどんとは「香川県内で製造された手打・手打式(風)で、小麦粉に対して加水量は40%以上で食塩は3%以上、かつ2時間以上熟成させたもの。茹でる場合は約15分間で十分アルファ化(糊化)されているもの」とされています。
ただし、「名物」や「本場」などを表示しなければ規制は適用されないため、基準から逸脱していても讃岐うどんを名乗ることができるのが現状です。
ちなみに、讃岐うどんの全国チェーンである「丸亀製麺」は兵庫県発祥であり、香川県の丸亀市とは無関係。丸亀市内に「丸亀製麺」の店舗はありません。
「釜あげうどん」と「湯だめうどん」の違い
どちらもお湯の入った桶やどんぶりで提供されること、つけつゆで食べることは同じですが、そこまでの工程が違います。
釜あげうどんは、茹でたうどんを、そのままお湯ごと移したもの。熱々でモチモチの食感、また水で絞めないので表面にはぬめりけがあります。
一方、湯だめうどんは茹でた後に水で締め、うどんを再度湯で温めたもの。ぬめりを取ってるので、表面が滑らかでツルッとした食感です。
「あつひや」と「ひやあつ」の違い
本場の香川でうどんを注文する際、どっちがどっちかわからなくなるのが「あつひや」と「ひやあつ」の違いです。
どちらもまず、うどんを茹でた後、水で締めます。「ひやあつ」はこの水で締めた冷たいうどんに、熱いだしをかけたもの。
一方の「あつひや」は、水で締めたうどんをお湯で温めて、冷たいだしをかけたものです。
どっちがどっちか迷いそうな人は「うどんが先」と覚えるといいでしょう。「あつひや」なら熱いうどん+冷たいつゆ、「ひやあつ」なら冷たいうどん+熱いつゆです。
夏場なら冷たいうどん+冷たいつゆの「ひやひや」もおすすめ。ちなみに熱いうどん+熱いつゆの「あつあつ」は、一般的にいう「かけうどん」と同じです。
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