木村拓哉さん主演のスポーツ青春ドラマ『未来への10カウント』（テレビ朝日系）が、6月2日放送の第8話で最終章へ突入しました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに次週最終回の見どころを紹介します。
第8話のおさらい
脳に動脈瘤が見つかりボクシングを続けられなくなった、松葉台高校ボクシング部1年の西条桃介（村上虹郎）。これまでの人生で多くの辛酸をなめてきたコーチ・桐沢祥吾（木村拓哉）の言葉に触発されたボクシング部員たちは、自らの意志で西条ともう一度向き合おうと決心。しかし西条は素直になれない性格が災いし、部への復帰を諦めてしまいます。
西条に襲い掛かった非常な運命に心をかきむしられ、ボクシング部顧問・折原葵（満島ひかり）は感情を抑えられません。そんな葵をなだめつつ、桐沢もまた心の奥では、網膜剝離でボクシングを諦めざるを得なかった学生時代の自身と西条を重ね合わせ、やり場のない感情に苛まれていました。一方、亡き妻・史織（波留）の兄・井村和樹（石黒賢）の後押しで、かつて閉店を余儀なくされた焼き鳥店再開の目途が立ち始めた桐沢は、人生の選択にも迫られます。
そんな中、西条はまるで吹っ切れたかのような笑顔で、演劇部に入ったことを桐沢と葵に報告します。西条のことが気にかかり、練習に集中できないボクシング部員たち。桐沢は残されたメンバーだけで京明高校に勝ち、インターハイに出るよう鼓舞します。「自分を信じろ。俺を信じろ」――以前とは人が変わったような桐沢の力強い言葉に、葵の感動もひとしおです。
桐沢の強い言葉に背中を押され、練習に励む部員たち。そんな姿を、西条が覗き見ていました。桐沢は西条を追い、かつて挫折した経験があるからこその精一杯の励ましを語ります。「ボクシング部に戻りたい」とやりきれない思いを告白しむせび泣く西条に、「お前は一人じゃない」と声をかける桐沢。一方、前部長の伊庭海斗（髙橋海人）もまた西条を気にかけ、伊庭らしいやり方で西条の心をほどいていきます。
西条へ放った自身の言葉を反芻した桐沢は、自らの未来へ向かってチャレンジする決心を固めました。それは、焼き鳥店も再開し、非常勤講師とボクシング部のコーチも続けるという選択でした。一方、西条もまたボクシング部に戻り、裏方に徹し桐沢のサポートをさせてもらえるよう頭を下げます。西条の復帰を心から喜ぶ部員たち。上機嫌の葵は桐沢を自宅へ呼び、葵の息子・圭太（川原瑛都）や妹・楓（滝沢カレン）とともに食卓を囲みます。桐沢と2人で飲み明かした葵は不意に、桐沢に向かって「圭太のお父さんになってくれませんか？」と願い出て――。
挫折を乗り越え未来へ向かう姿に視聴者感涙
度重なる挫折の末、生きる希望を失っていた桐沢が未来への光を完全に取り戻し、新たなチャレンジに立ち向かう決心を固める姿が描かれた第8話。ボクシング部に漂っていた課題も解決し、いよいよ試合の行方が気になってきました。
桐沢が西条へ向かって放った名言には多くの視聴者が感涙。Twitterでは「お前まだ聞いたことないだろう、試合終了の10カウント。お前1人じゃないからな。――グッとくるシーンの連続で本当に見応えあった」「西条桃介が村上虹郎でなきゃいけない理由が今回にめちゃくちゃ詰まってた」「桃介偉かった。尊敬」などの声が上がっています。
また、「キスしそうな雰囲気と距離からの逆プロポーズ。桐沢の瞳に見つめられたら勝てないよ…木村拓哉という人はいつだって視聴者をドキドキさせてくれる」「折原先生の表情ひとつひとつ大好き。距離ゼロ近くになって見ている方までドキドキしたけど、桐沢には奥さん一筋を貫いてほしい願望もあったり…」など、桐沢と葵の恋の行方にも注目が集まっています。
「来週の最終回が楽しみ」「終わってほしくない」「最終回、しかと受け止めます」など、第9話での完結を惜しむ声が殺到。予告では桐沢が練習場のリング上で倒れる姿も映し出されていました。松葉台高校ボクシング部と桐沢、葵の行く末に期待の最終回・第9話は6月9日に拡大スペシャルで放送されます。
【バックナンバー】
・『未来への10カウント』第7話 キムタク“桐沢コーチ”の名言満載で視聴者感動「グサグサ胸に響く」「ハッとした」
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