日本の政治に「期待している」は18.5%。選挙や情報収集の媒体など、Z世代に聞く「政治への意識調査」
若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab. (シブヤイチマルキューラボ) 」は、選挙権を持つ18~24歳の大学生などのZ世代400名を対象に、「Z世代の政治に関する意識調査」を実施。今の日本の政治や選挙についてZ世代の人たちの考えや姿勢を解明します。
若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab. (シブヤイチマルキューラボ) 」は、2022年4月、選挙権を持つ一都三県居住の18~24歳のZ世代400名(大学生・短大・専門学校生)を対象に、「Z世代の政治に関する意識調査」を行いました。選挙の投票意向や情報収集の手段など、Z世代の政治に対する意識にはどんな傾向があるのでしょうか?
日本の政治に「期待している」は18.5%
「日本の政治に期待していますか?」との質問には、「とてもそう思う」が4.0%、「ややそう思う」が14.5%でした。「期待している」と回答した人は全体で2割未満と、やや低い結果に。反対に「期待していない」と回答した人は「あまりそう思わない」(22.3%)、「全くそう思わない」(18.5%)を合わせ、全体の約4割。政治に関する悪いニュースが続いたり、最近では新型コロナウイルスに対する対応から不信感を抱く人も多く、これらの要因から日本の政治に「期待していない」という意見が多いのかもしれません。
選挙の投票意向率は7割超と高めの結果に
一方で、選挙の投票に行きたいと思う人は74.1%と、比較的高い結果になりました。「投票しない人は不満を言う資格がないと思うので、不満を含めた意見を言うためにも投票する」「自分にできることは行動に移したいので投票する」など、日本の政治に「期待していない」人たちそれぞれが政治について意見を持ち、不満や不信感に対して行動に移そうとする意識の高さがうかがえました。
ソーシャルメディアが普及する中で、政治に関する情報収集の媒体は?
Z世代の人たちはどんな手段を使って政治に関する情報を集めているのでしょうか。最近ではソーシャルメディアなどの普及により、「ニュースサイト・アプリ(39.0%)」「Twitter(37.3%)」など、複数のメディアやSNSから情報を収集していることが分かりました。
しかし、最も多かったのは6割以上の人が回答した「テレビ」。「若者のテレビ離れ」と言われることもありますが、「食事の時にテレビをつけて、特に番組を選んだりせず、その時に放送しているニュースを見ている」などの声も寄せられ、いまだに支持が高いことが分かりました。さらに、「テレビの情報も見た上で、皆の意見がどうなのかをTwitterで見る」など、情報源を使い分けながら収集しているという意見もありました。
※回答者のコメントは原文ママです
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