メルカリ便の配送サービス利用料(送料)が値上げされます。物価上昇などの社会情勢を鑑みた結果とのことですが、ユーザーは「え?」と言いたいところでしょう。実際にどの程度値上げになるのか、まずは金額を確認していきます。
旧料金と改定料金
料金が値上げになるのは、「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」です。
■らくらくメルカリ便の場合
(以下、旧料金→改定料金と表記。価格は税込)
- ネコポス:175円→210円
- 宅急便コンパクト:380円→450円
- 宅急便60サイズ:700円→750円
- 宅急便80サイズ:800円→850円
- 宅急便100サイズ:1000円→1050円
- 宅急便120サイズ:1100円→1200円
- 宅急便140サイズ:1300円→1450円
- 宅急便160サイズ:1600円→1700円
- 集荷サービス:30円→100円
■ゆうゆうメルカリ便
- ゆうパケット:200円→230円
- ゆうパケットポスト:200円→215円
- ゆうパケットプラス:375円→455円
- ゆうパック60サイズ:700円→770円
- ゆうパック80サイズ:800円→870円
- ゆうパック100サイズ:1000円→1070円
ヤマト運輸と提携している「らくらくメルカリ便」よりも、日本郵便と連携している「ゆうゆうメルカリ便」の方が若干料金が高くなっています。また「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」「ゆうパケットポスト」は専用の箱(ゆうパケットポストは配送用シールもある)が必要になるので、料金以上のコストがかかってきます。
いつから料金が変わる?
改定料金が適応されるのは、2022年6月16日の正午(午後0時)以降に購入された商品です。発送手続きや集荷手続きがされたタイミングではありません。逆に考えると、2022年6月16日の正午前に購入された商品ならば、仮に2022年6月18日に発送手続きをしたとしても旧料金が適用されるというわけです。
また購入者の支払いが6月16日の正午以降になった場合や、6月16日正午以前に購入された商品の発送方法を6月16日正午以降にメルカリ便に変更した場合でも旧料金が適応されます。
「梱包・発送たのメル便」の配送サービス利用料金の改定はありません。
ネコポスが210円になるのは心理的にイタイ!?
これまでメルカリ便を多用してきた筆者にとっては、ネコポスの料金が210円になることがショックと言いますか、ちょっとイタイなと感じた部分でした。「200円以下で送れる」のはとても魅力的だったからです。
値上げの幅は35円ですが、「200円を超えるのか……」と感じるユーザーは少なくないと思います。また「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」に関しても、専用箱を含めると500円を超えてしまいます。ワンコインでなくなるのは、気持ちの上でも痛手になるかもしれません。
全国一律料金、匿名配送がメルカリ便の強みであることは変わりない
メルカリ便の料金の値上げがあるとしても、全国一律料金であることには変わりありません。近隣の都道府県であれば、もしかしたらメルカリ便を使わない方が安く送れるかもしれませんが、遠くの場所まで送るとしたら料金は高くなります。例えば北海道から沖縄まで宅急便を使うとなったら、60サイズでも2030円がかかります。でもメルカリ便を使えば750円です。
また匿名配送が使えるのも、メルカリ便のメリットです。個人情報を教えたくないユーザーは多いので、料金の値上げがあったとしても、メルカリ便を選ぶ人は多いのではないでしょうか。少なくとも筆者は、この先もメルカリ便を使って商品を送ります。
メルカリ便の差額をメルカリが負担していることを考えると、料金の値上げは致し方ないと筆者は考えます。むしろ、今までが安すぎたのでは? と思うほど。サービスの質が下がってしまうと、結果的にユーザーにとっても不親切なサービスになってしまいます。それならば快適に使えるサービスを維持して欲しい、そう思います。
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