謎の家政夫“ミタゾノさん”が家庭に渦巻く闇を暴き、観た後はなぜだか妙にスカっとする人気ドラマ『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)。5月6日に放送された第3話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第3話のおさらい
とある漁村の組合長・木田康雄(高杉亘)の“箱入り娘”綾香(阿部純子)の結婚が迫り、祝い事の手伝いの依頼を受けた三田園(松岡昌宏)、村田光(伊野尾慧)、本仮屋素子(山本舞香)。綾香の結婚相手・小石川翔(白石隼也)はMBAを取得するため1年間アメリカに留学しており、三田園らが到着したその日、帰国した翔が木田家を訪れました。
東大出身で元銀行マンのエリートだという翔は、長髪にサングラス、妙な英語使いのチャラ男に変貌していました。さらにMBA試験に失敗した翔はMBAを諦め、「パフォーミングアーティストになる」と宣言。収入を不安視し結婚を反対する康雄に対し、綾香は翔についていくことを決め「認めてくれないなら家を出る」とまで言い出します。
2人でよく話し合うように言い寄合へと向かう康雄は、何者かに電話をかけ、翔の素性を探るよう命じます。そんな中、県からの『魚漁祭』助成金が打ち切られることに。クレームを受け中止になってしまった「ミス金目鯛」の代わりに、綾香の結婚お披露目をメインイベントにするという提案をされた康雄は、結婚相手に問題があることを言い出せません。
やがて、翔に多額の借金があることも判明。姉の開いたマリトッツォ専門店が女ヤンキーによって窮地に追い込まれ、保証人になっていた翔は500万円を超える借金を抱えていたのです。しかし三田園と素子がアシストし、『魚漁祭』開会式の総合演出を翔が担当し成功させて、結婚を認めてもらうという流れに。
開会式のパフォーマンスを確認する中、三田園は不意に、綾香の部屋から見つけた特攻服を差し出しました。綾香は実は元ヤンキーで留置所に入った過去があり、康雄は必死で“箱入り娘”として隠していたのです。綾香が翔の姉が営むマリトッツォ店に因縁をつけた人物であり、翔は当初、復讐のために近づいたものの本気で愛してしまったと吐露します。そんな翔は、康雄が助成金を中抜きしている事実を暴きます。
寄合員たちから「とんでもない家族だ」と非難を浴びる木田家。三田園は羽毛布団の干し方を例にとり、「叩いてもキレイになったと気持ちがよくなるだけで、埃は中に溜まっていくだけ、大事なのは風通しを良くすること」だと説き、請求書を置いて去りました。後日、翔と綾香はめでたく結婚し、両親や村民たちは温かく見守ることにしたそうだと「むすび家政婦紹介所」で話題になるのでした。
時事問題ネタ満載で視聴者爆笑「怖いもなしだな」
開会式の総合演出、元女ヤンキーによる飲食店への恫喝、留学や試験失敗で経済面を疑問視する結婚など、多くの国民が注目している話題を想起させるギミックが満載だった第3話。
Twitterも「時事問題ネタぶっ込んできて好きwwwでも、よく許したな」「月9でラブストーリーをやらないことに切り込んだミタゾノ姐さんに今期はもう優勝あげますw」「銀○並みに色々なネタをぶっ込んでて怖いものなしだな」「今期の家政夫のミタゾノすごい面白い。想像以上のどんでん返しがくるし、モチーフやギミックが丁寧。あとミタゾノさんに磨きがかかってる。松岡昌宏すげえ」など、アイロニックで挑戦的な演出を楽しむ声が続出しました。
5月13日放送の第4話で三田園と素子が派遣されるのは、人気社会科学者・有馬祥子(森口瑤子)宅。「世界に飛び出せ」と発信している有馬の息子は“ひきこもり”。皮肉さ満点の舞台で、さらに“タイムリープ”もする様子。次週もミタゾノさんの手腕に期待です。
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