ガロアは4月12日、「大学生の就職活動・企業選びの実態調査」の結果を発表しました。4年制・短大・専門学生を含む学生455人を対象に、就職活動状況や企業選びなどについて調査したものです。
企業選びで重視するのは「会社の雰囲気」と「社員の人柄」
「就職活動の企業選びで重視すること」について質問したところ、「あてはまる」と答えた学生が最も多かった項目は「社長や社員の人柄が良い」と「会社の雰囲気や価値観が合う」(69%)でした。
次に多かったのが「ワークライフバランスがとれる」(67%)、「やりたい仕事ができる」(63 %)と続きます。「給料」や「業績の安定」、「福利厚生」といった、いわゆる”働きたい会社アンケート”でよく上位にランクインするような項目が、ここでも高い回答率となっています。
一方、「勤務地の立地」や「企業の知名度」などは「あてはある」の回答率が低いことも判明しています。
「企業規模」よりも「やりがい・やりたいこと」を重視
「企業規模についてはどう考えますか?」を見ると、1位は「やりたい仕事ができるならば大手企業がよい」(38%)、2位は「やりたい仕事ができるならば中堅・中小企業でもよい」(31%)という結果に。
仕事内容、特に「やりたいこと」を重視する傾向にあり、そのためなら企業規模は二の次といった様子がうかがえます。
魅力的な会社の基準は「自由な時間と勤務地」、出社は週2〜3回程度
「どのような働き方ができる会社に魅力を感じるか」について調査したところ、「フレックス制や時間単位有給で働く時間がフレキシブル」(91%)、「リモートワーク・遠隔地勤務が可能」(84%)に多くの回答が集まっています。
また、「出社の頻度はどれくらいが望ましいか」について聞いたところ、2位以下に圧倒的な差を付けて1位だったのが「週に2〜3回」(72%)でした。
これらの回答から、新型コロナウイルスの影響もあり「理想の働き方」や「企業選びの基準」が変わってきていることが推察されます。
「35歳になったときの理想の年収」は?
「35歳くらいになったとき、いくら稼いでいれば良いと考えますか?」と聞いたところ、同率最多が「500〜700万円」と「700〜1000万円」の26%でした。
3位は「1000〜2000万円」の16%、4位は「300〜500万円」と「ある程度生活できればいくらでも良い」の12%という結果となっています。
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