完全テレワークだったら住みたい場所ランキング！ 3位「北海道」、2位「神奈川県」、1位は？

サイボウズは、4社合同で「未来の働き方を考える」をテーマとした調査を実施しました。全国20〜60代のフルタイム就業者2000人を対象に、「テレワークを機に移住したい場所」と「ワーケーションで行ってみたいエリア」について調査した結果を紹介します。

斉藤雄二

2022.04.13

アステリア、サイボウズ、Zoom日本法人のZVC Japan、レノボ・ジャパンの4社は合同で、「未来の働き方を考える」をテーマに調査を実施。初の緊急事態宣言発令から2年がたったことをきっかけに、全国20〜60代のフルタイム就業者2000人を対象にテレワークへの考え方や、オフィスの必要性などについて聞きました。

本記事では、テレワークを機に移住したい場所とワーケーションで行ってみたいエリアを中心に紹介します。

「完全なテレワーク」に移行したら住みたい場所は？

「今後、会社が完全なテレワークに移行し、住む場所を自由に選べるとしたらどこで暮らしたいか？」を聞いたところ、3位「北海道」（16.6％）、2位「神奈川県」（19.1％）、1位「東京都」（27.3％）でした。

東京都を選んだ人の内訳を見ると、都内在住が約30%と最も多く、次いで神奈川県在住が約15％、千葉県在住が約10％でした。完全テレワークに移行しても、大きな移動は好まない傾向にあるようです。

6位には「千葉県」、7位には「埼玉県」がランクインしており、3位「北海道」や4位「沖縄県」を除くTOP10すべてにおいて、地方都市も含む比較的大きな都市が選ばれています。

移住先は利便性も兼ねた首都圏や大都市を好む傾向

TOP3の地域を選んだ理由を聞いたところ、東京都と神奈川県は、3位「いざとなったら職場に通える距離」、2位「買い物やショッピングに困らない」、1位「交通の便が良いから」でした。

住んでみたい場所として選んだ理由（上位3つまでを抜粋） — 住んでみたい場所として選んだ理由（出典：プレスリリース、以下同）

一方、北海道を選んだ理由TOP3を見ると、3位「気候がいいから」、2位「静かな環境で仕事ができそう」、1位「自然の近くで働けそう」となっています。生活や働く環境で重視するポイントが、「住みたい場所・理想のくらし」に強く反映されていることが分かる結果となっています。

「ワーケーションしたいエリア」、トップ2は観光地

「ワーケーションで働くことになり、自由にワーケーション先を選べるとしたらどこに行きたいか？」についても調査しています。その結果、3位「東京都」（15.6％）、2位「沖縄県」（23.1％）、1位「北海道」（27.0％）でした。

TOP10には、「長野県」や「静岡県」などもランクイン。「テレワーク」の回答とは異なり、都心部や地方都市が入り乱れる結果となっています。

選んだ理由は「一時的な環境の変化でリフレッシュしたい」

「ワーケーションしたいエリアとして選んだ理由」をTOP3の地域に絞って聞いたところ、北海道と沖縄県は「リラックス・リフレッシュしながら仕事ができそう」「自然の近くで働けそう」「気候が良さそう」といった項目が上位を占めているのに対し、東京都は「ワークスペースやネット環境が整ってそう」「自分の家から行きやすい」がTOP2にランクインしています。