公開された「東急グループ100周年トレイン」


2022年9月2日に創立100周年を迎える東急グループは4月10日、記念の特別企画列車「東急グループ100周年トレイン」の運行を開始した。
 

それに先立ち、元住吉検車区でラッピングを施した「100周年トレイン」の外観と車内を報道陣に公開。創業の地・田園調布駅から創業路線である目黒線(当時は目蒲線)の目黒駅まで走る記念列車の出発式を行った。
 

「東急グループ100周年トレイン」 のラッピング車両 

華やかな100周年トレインのラッピング


100周年トレインは、100周年ロゴマークをちりばめたデザインでラッピングした車両で編成される。ロゴマークは、安全・安心や環境を象徴する緑色の2本のレールと数字の「1」(木々、建物)で東急グループの原点である鉄道・開発などのまちづくりを表す。赤い「0」は東急のロゴカラー、黄色い「0」はお客さまや豊かさを表し、2つの「0」が重なり合うことで、会社とお客さまが寄り添いながら、成長を続けていく決意を表現した。
 

100周年というと、とかく過去の思い出に重点を置きがちだが、感謝の気持ちとともに、これからも共に美しい時代を創っていこうという想いをのせた未来志向の感謝をラッピングデザインに込めたという。
 

「走るミニ博物館」と化した車内

車内には100周年のポスターと歴代車両や事業の歴史を紹介する写真をずらり荷棚上に掲出

車内には、100周年の記念広告をはじめ、「青ガエル」こと初代5000系や日本初のオールステンレスカー7000系(初代)など歴代の車両を紹介するポスターシリーズ(TOKYU TRAIN HISTORY)、路線開業のみならず、渋谷や多摩田園都市開発など事業の歴史を紹介するポスターシリーズ(TOKYU百年絵巻)を窓上にぎっしり掲出している。さながら、「走るミニ博物館」だ。

 
懐かしの「青ガエル」も登場

 田園調布駅で行われた出発式

田園調布駅の旧駅舎をバックに行われたテープカット


4月10日のお昼ごろに田園調布駅前広場で行われた出発式では、取締役会長の野本弘文氏が挨拶した。2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公として広く知られるようになった渋沢栄一氏が田園都市開発を行い、都心へのアクセスとして目黒蒲田電鉄を開通させた創業時の歴史を振り返るとともに、地元の人たちの協力があってこそ今日の繁栄があると感謝の言葉を述べた。

 
「未来への切符」贈呈式


また、「未来への切符」を子どもたちに贈呈する儀式を行うことで、次の100年を担う世代へバトンを渡し、東急グループがさらなる発展を遂げることを誓ったともいえる。


 
田園調布駅長の合図とともに発車する「東急グループ100周年トレイン」


テープカットを行った後は、地下ホームに移動し、「100周年トレイン」の出発を見送った。地元の招待客らを乗せた特別列車は、木下哲田園調布駅長の発車合図とともにホームを離れ、創業路線を目黒まで辿るミニトリップに出発した。
 

「東急グループ100周年トレイン」の運行予定

初運行を終えて田園調布駅に戻ってきた臨時列車



なお、「東急グループ100周年トレイン」は、目黒線の他、東急各線で運行する。予定は以下の通り。
 

・池上線 (7000系を使って4月13日から)
・田園都市線 (2020系を使って4月17日から)
・世田谷線  (300系を使って4月20日から)
・東横線   (5050系を使って4月25日から)
・東急多摩川線 (7000系を使って4月27日から)
・大井町線 (9000系を使って4月29日から)
 

運行期間は2023年3月末までの予定。車体ラッピングは、目黒線、田園都市線、東横線、大井町線の4路線で実施する。詳しくは、ホームページを参照のこと。
 

取材協力=東急



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