仏滅には「結婚式」を挙げちゃダメ? 知っているようで知らないカレンダー用語

毎日のように見ているカレンダーですが、なぜ仏滅に結婚式を挙げてはいけないのかなど、よくわかっていない人も多いのではないでしょうか。今回は「知っているようで知らないカレンダー用語」を紹介します。

【マニアックな業界用語】カレンダー用語編

なぜ仏滅に結婚式を挙げてはいけないのか? どうして山の日はお盆休みの取りやすい8月12日ではないのか? 毎日のように見ているカレンダーですが、書いてあることをよく分かっていない人も多いのではないでしょうか。


今回は、歴注や祝日にまつわる「知っているようで知らないカレンダー用語」を紹介します。

出典:いらすとや

 

「仏滅」には何の根拠もない

カレンダーに書かれている「仏滅」は、その日の運勢などを示す「六曜」の1つ。大凶日で、婚礼などの祝儀には向かないとされています。


ただ、「仏滅」といっても仏教は無関係で、そもそものルーツはよく分かっていません。元々、六曜は中国で時間を区切る際に使われていて、日本で今のような吉凶を占うものになったのは幕末以降と言われています。


旧暦を新暦に当てはめていたり、「物滅」と呼んで「物が一旦滅んで新たに物事が始まる」として逆に吉日とする解釈もあったりと、天体も統計も関係なし。全く根拠のない迷信といえます。


それでもいまだに信じている人も一定数いるので、仏滅割引がある結婚式場も。気にしない方は、安く挙式を挙げるチャンスです!

 

「山の日」が8月11日なのは、墜落事故を想起させないため

山に親しみ山に感謝する日として、2016年から祝日となった「山の日」。日付に由来はなく、当初はお盆休みと連休になる8月12日になるはずでした。


しかし、8月12日は1985年に日本航空123便が山に墜落した日であるため、事故現場がある群馬県の知事から変更を求める声が上がり、最終的に1日前の8月11日になりました。山の日がハッピーマンデー制度の対象になっていないのも同じ理由です。


例外として、東京五輪の開催時のみ、特措法によって閉会式翌日の2020年8月10日に変更されました。コロナ禍で1年延期された結果、同じく閉会式翌日の2021年8月9日になるはずでしたが、長崎原爆の日であるため、避けるために閉会式当日の8月8日が山の日に。9日は振り替え休日になりました。


山が動くと、色々と大変なんです……!

 

10月10日は「晴れの特異日」ではない

東京五輪といえば、同じくスポーツの日も特措法によって開会式当日に変更されました。元々は1964年の東京五輪の開会式だった10月10日を体育の日(2019年までの名称)とした歴史があるため、56年ぶりに戻ったと話題になりました。


この10月10日という日付について「東京の晴れの特異日(統計的に晴れの多い日)だから開会式の日に選ばれた」という説がありますが、これは間違いです。気象学ハンドブックによると、10月の晴れの特異日は10日ではなく14日です。


当時の五輪委員会が、晴れそうな日を気象庁に相談した結果、候補日の中から開会式のしやすい土曜日を選んだ結果、10月10日になったそうです。


ちなみに「七夕は雨の特異日」や「センター試験の日は雪の特異日」といった説も間違いです。


「七夕なのに雨」「センター試験なのに雪」となった年の印象が強く残っているだけで、統計上は特異日ということはありません。


知っているようで知らないカレンダー用語。予定を立てるときなどに参考にしてください。



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