【マニアックな業界用語】賃貸用語編
「バルコニー有」や「風呂トイレ別」など物件を探すときの条件はさまざまありますが、バルコニーとベランダの違いや、ユニットバスの本当の意味など、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
今回は、知ってるようで知らない賃貸用語を紹介します!
「ユニットバス=風呂トイレ一緒」ではない
ユニットバスとは、工場などで予め成型される浴室のこと。風呂とトイレがユニット(一緒)になっているという意味ではないので、ユニットバスでもトイレは別ということは多々あります。
ユニットバスのうち、洗面台とバスタブを設置するタイプを「2点ユニットバス」、さらにトイレも含むタイプを「3点ユニットバス」と呼びます。
ホテルなどでも多く見かけるこの3点ユニットバスのイメージが強いため、「ユニットバス=風呂トイレ一緒」という間違った認識をしている人が多いようです。しっかり図面や内見でチェックしましょう。
「ベランダ」と「バルコニー」は何が違う?
ベランダとは、母屋から張り出した屋根がある屋外スペースのこと。一方のバルコニーは2階以上にある屋根のない屋外スペースのこと。
下の階の屋根部分を利用しているものはルーフバルコニーと呼ばれます。
また、1階にある屋外スペースは「テラス」や「デッキ」と呼ばれます。どちらも屋根がない場合が多く、テラスはカフェのテラス席のようなイメージで庭の延長として、一方のデッキは日本家屋の縁側のようなイメージで室内の延長として、それぞれ作られている場合が多いようです。
「DK」と「LDK」はどっちが広い?
DKとはダイニングキッチンのこと。料理だけでなくダイニングテーブルなどを置いて食事することを想定した空間です。一方のLDKは、リビングダイニングキッチンのこと。さらにソファーなどを置いて寛ぐことも想定した空間です。
その空間をDKと呼ぶか、LDKと呼ぶかは曖昧でしたが、2011年に公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会によって基準が示されました。
キッチン以外の居室が1部屋の場合、キッチンの広さが4.5畳以下はK、4.5〜8畳はDK、8畳以上はLDK。2部屋以上の場合、6畳以下はK、6〜10畳はDK、10畳以上はLDKと呼ばれます。
ただ、この基準だと「1LDKより2DKの方がキッチンが広い」ということもあり得ますし、他の部屋の広さも分かりません。図面や内見で実際の広さを確認した上で、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
知ってるようで知らない賃貸用語。次の転居先を探すときなど、ぜひ参考にしてください。
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