今回は、子どもにスマホを持たせる時期や利用料、端末代金などの調査結果を中心に紹介します。
初めて子どもにスマホを持たせた年齢は平均で11.1歳
初めて子どもにスマホを持たせた年齢を調査したところ、最も多かったのは「12歳」で23.1%でした。次いで「13歳」(17.6%)、「10歳」(16.8%)と続きます。
小学校高学年〜中学入学の時期が多く、全体平均は11.1歳となっています。入学や進学といったライフステージの変化をきっかけに買い与えることが多いようです。
スマホを持たせた理由、1位は「子どもが欲しがっていたから」
子どもにスマホを持たせた理由を見ると、3位は「塾や習い事など子ども単独での移動が増えたから」(39.3%)、2位は「緊急時に連絡が取れるようにしたいから」(39.5%)、1位は「子どもが欲しがっていたから」(43.0%)でした。
子どもにスマホを持たせる際の検討期間を調べたところ、即決〜1カ月以内がTOP3を占めており、子どもの意思がダイレクトに反映されていることが分かっています。
端末代金の平均は「2万115円」、月々の利用料は?
子ども用スマホの端末代金を聞いたところ、全体平均は「2万115円」、OS別ではiPhoneが「2万2480円」、Androidが「1万6609円」でした。
新品と中古を比較したところ、新品の全体平均は「2万4720円」、中古の全体平均は「1万388円」、差額は「1万4332円」となっています。
購入価格で最も高いのは「新品のiPhone」(3万462円)、最も安いのは「中古のAndroid」(1万229円)です。中古のiPhoneとAndroidに関しては、金額差はほとんどありませんでした。
月々の利用料は、平均「3869円」
スマホの端末代金と月々の利用料を合わせた予算と実際の金額を比較したところ、予算の全体平均は「4727円」だったのに対し、実際は「3869円」で差額は「858円」となっています。
新品と中古を比較したところ、新品ユーザーは平均4047円、中古ユーザーは平均3493円で差額は月々554円でした。
中古スマホを選ぶ人はコスト意識が高く、格安プランやMVNO(仮想移動体通信事業者)などをうまく利用しているようです。新品ユーザーも想定より安く抑えられているようです。直近の通信量値下げの流れや端末代金割引などが影響しているものと推察されます。
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