日本橋の桜まつりがスタート! 2022年はおいしいもので“つながる”がテーマ

9回目を迎えた日本橋の桜まつり「SAKURA FES NIHONBASHI 2022」。2022年のテーマは「もう一度、美味しいでつながろう。」。日本橋の誇る伝統の味、そして新たなグルメと出会える桜イベントです

桜ライトアップ
中央通りの重要文化財や大型ビルが桜色にライトアップ


東京の桜の開花宣言にあわせたようにスタートした日本橋の桜まつり「SAKURA FES NIHONBASHI 2022」。開催9年目を迎えた2022年の日程は、3月18日(金)~4月10日(日)です。
 

中央通り沿い、日本橋三越本店などの重要文化財を桜並木と共に桜色に染め上げる恒例の「桜ライトアップ」はもちろん、2022年は出会いの春にふさわしい、“つながる”仕掛けいっぱいのイベントとなっています。
 

2022年のSAKURA FES NIHONBASHIのテーマは「もう一度、美味しいでつながろう。」コロナ禍で人と会うことや共に時間を過ごす大切さを多くの人が感じている今、日本橋の誇る「食」で誰かと“つながる”幸せを改めて感じてみよう、そういった思いが込められています。
 

お得な食事特典が付いた「つなぎくじ」

つなぎくじ
桜のお箸がついた「つなぎくじ」


具体的にどうつながるのか? 最も分かりやすい象徴的なイベントが「つなぎくじ」です。繰り返し使用できる桜の木から作ったお箸がついたおみくじで、食にまつわるお告げと一緒に、日本橋の老舗の和食店やフレンチレストランなど15の店舗や施設で使えるお得な特典もついてきます。
 

例えば筆者が引いたくじには、「話し合えば、伝わる。相手が聞き入れたくなるようにふんわり伝えるのがよいでしょう」という言葉と共に、文明堂カフェ利用時に使えるおやつカステラプレゼントクーポンが! つまりこれまで知らなかったり、行ったことがなかったお店と「つなげてくれるおみくじ」というわけです。
 

3つの新日本橋みやげが登場

洋生カステラ ボンヌ堂
「洋生カステラ ボンヌ堂」


一方「つなぎふと」は、日本橋の老舗の伝統・技と、注目を集める話題の店の新たな挑戦力、そして日本橋を拠点とするクリエイターのアイディアをかけ合わせて生み出された、3つの新たな日本橋食みやげです。
 

その中の1つ「洋生カステラ ボンヌ堂」は、老舗カステラ店『文明堂東京』×2014年オープンの話題のフレンチ『ラ・ボンヌターブル』×元電通のミドル世代クリエイターチーム『ニューホライズンコレクティブ』が生み出したコラボみやげ。
 

文明堂のカステラ上に、ピスタチオと柚子のコンフィチュールをたっぷり載せたフレッシュな一品。濃厚に香る柚子、そしておなじみのカステラがドレスアップしたような見た目で、箱を開けた瞬間からアガるスイーツです。
 

3つの商品、どれも販売日が決まっており各日約20食のみ販売なので、手に入れるのがなかなか難しそうではありますが、滅多にないコラボ商品だからこその限定感ともいえるでしょう。
 

次世代食材で作る「つながる未来弁当」

つながる未来弁当
「つながる未来弁当」


食の未来が不安視されている今、日本橋の名店の料理人たちが立ち上がりジャンルを超えて作り出したのが「つながる未来弁当」。
 

明治8年創業の老舗うなぎ店・高嶋家は、植物肉を使った“グリーンミート鰻のひとくち重”、昭和27年創業の果物店が営むフレンチ店・ビストロサブリエは賞味期限が長い野菜パウダー使用した“いちごの野菜クレープ包み”。昭和10年創業の日本料理店・日本橋ゆかりは“コオロギ茶碗蒸しのグリーンミートあんかけ”、明治22年創業の老舗鮨店・蛇の市は“グリーンミートのカリフォルニアロール”。
 

この4つのメニューが1つのお弁当箱に入り、食の明るい未来を表現しています。食べてみましたが、驚いたのはどのメニューも特別な食材を使っているような気がしない、ただただ純粋に美味しい!ということ。環境に優しい食材だと味が落ちるのでは?なんていう危惧を一瞬にして吹き飛ばしてくれました。まさに楽しく・美味しく・持続可能なグルメな試みです。
 

この他、日本橋エリアの約200もの店舗が、この期間にしか出会えない桜がテーマのメニューを登場させる「桜メニュー」も開催。コロナ禍だからこそ企画された、日本橋の「つながる」桜まつりで、出会いを大いに楽しんではいかがでしょう。各イベント開催日が細かく設定されていますので、公式ホームページなどで調べてからおでかけくださいね。


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【関連リンク】
SAKURA FES NIHONBASHI 2022

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