2月9日の「副業の日」にちなんで実施された本調査では、コロナ禍による影響や本業との両立に関する意識、単発で仕事を請け負うギグワーカーたちの実態などが明らかとなっています。早速結果を見ていきましょう。
回答者の約5割はコロナ禍(2020年)以降に副業開始
「副業を始めたのはいつですか?」を見ると、最も多かったのが「2018年より前」で30.4%、次いで「2021年」が25%、「2020年」が18.4%でした。コロナ禍が本格的に始まった「2020年以降」の回答は46.2%、全体で約5割となっています。「副業を考えるようになったきっかけ(複数回答可)」を聞いたところ、圧倒的に多かったのは「収入を増やしたいため」(266人)で、2位の「趣味や得意なことを収入にしたいと思ったから」(74人)の約3.6倍という結果に。
副業者の約7割は「ギグワーカー」、ポイントサイトや懸賞が人気
「副業でしている仕事内容」について聞いたところ、「単発の仕事」が73.7%、「継続的な仕事」が26.3%でした。単発で仕事を請け負う「ギグワーカー」的な副業をする人が圧倒的に多いことが判明しています。「仕事を獲得する手段(複数回答可)」を見ると、1位「その他のウェブサイト、SNS」で174人、2位「スマホアプリなど」が130人、3位「口コミ、紹介」が80人という結果に。
「どんな分野での副業をしていますか?(複数回答可)」と聞いたところ、圧倒的に多かったのが「懸賞、アンケートモニター、ポイントサイトなど」で212人、次いで「ブロガー、ライターなど」で86人、「株式投資、FX、仮想通貨など金融系」で76人と続きます。
副業者の6割は「副業年収10万円以下」と回答
「実際の副業の年収」について聞いたところ、1位は「10万円以下」で60.1%、2位は「10万円以上100万円以下」で36.4%。100万円以上を稼ぐ人はわずか3%程度です。副業に対する満足度を調査したところ、 47.2%が「不満」と回答。理由を聞くと「報酬が低い」や「思ったより稼げない」など、収入の低さを挙げる人が多かったようです。
一方で「満足」と回答した人の理由では、「小遣い稼ぎができている」や「スキルを生かせる」、「スキマ時間を有効に使える」など、楽しんでいる様子が見られました。
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