2クール連続ドラマ『真犯人フラグ』真相編が、1月9日22時にスタートしました。すべてが怪しく見える本作も後半戦に突入。二択刑事・阿久津のナレーションで幕を開けた第11話では、真相につながりそうなエピソードがちらほら見えつつも、SNSでは「また新たな謎が増えただけだった」という声が多く上がっています。
第11話のストーリーをおさらい
一命をとりとめた息子・篤斗の「パパがママを殺した」という証言により、相良凌介(西島秀俊)は警察から任意同行を求められます。篤斗への面会はできず、職場では暗に退職を迫られる凌介。ほうほうの体で帰宅すると、そこには真帆のママ友・菱田朋子(桜井ユキ)の姿が。
届いていたDNA鑑定結果の封筒を勝手に開けようとするも、凌介は「帰ってください! 1人にしてください!」と初めて明確に拒みます。「どうして……」とうなだれる凌介の後ろ姿が映され、DNA鑑定結果に関する描写はありませんでした。
一方、バー「至上の時」では、店主・日野(迫田孝也)の元に河村(田中哲司)、二宮(芳根京子)、橘(佐野勇斗)が集まり作戦会議をしていました。真帆の不倫相手で逃亡中の林洋一(深水元基)にはアリバイがあるし、仲間がいた可能性が高い。ネットを駆使してそのたびに逃げおおせている犯人のめぼしがつかないのです。
河村は強羅(上島竜兵)という男に、「林という人物を調べてほしい」と電話をかけます。強羅は逃亡前の林が接触していた人物。便利屋なのか始末屋なのか正体は不明ですが、自殺と引き換えに一部上場企業のパワハラ・セクハラ告発をしようとする女性のお膳立てをするなど、闇世界で生きていそうなのは確実です。
河村が編集長を務める雑誌『週刊追求』に、「炊飯器失踪の重要参考人 アリバイ隠しの裏にSDGsタウンの闇」という記事が掲載されます。すると逃亡中の林に婚約者から「パパが何も話さなくなったらやばい。誰かに頼んで処理するの」と連絡が。「やっぱあいつ、殺すか」と怒りと焦燥の表情を浮かべる林。“あいつ”とは一体誰なのでしょうか。その姿を隠し撮りしながら、「ノッポさよなら」と謎の女・本木陽香(生駒里奈)がニヤリとほほ笑みます。
ようやく事情聴取が終わり篤斗と会えるようになった凌介でしたが、凌介を見た途端、篤斗は発作のように激しく怯えて叫びだしてしまいます。たびたび様子を見に行っていた部下・二宮がカウンセラーから聞いた話によると、「虚偽の記憶によるPTSD」というものがあるらしい。凌介が家族に手をかけたという記憶は、第三者から植え付けられたものかもしれません。そうであれば、2人は生きている可能性があると日野が言います。
犯人候補から林が脱落! 怪しい人物同士の接触も
そんなとき、河村の個人アドレスに林から接触がありました。無実の罪を晴らしてくれるなら取材に応じると。凌介を伴い指定された場所へ向かうと、そこで目にしたのは、洗車機から出てくる赤いスポーツカー。血にまみれた車内の運転席には、絶命した林が座っていたのでした。
その頃、篤斗の病室には菱田が訪れ「あっちゃん、お口、チャックだよぉ」と包丁で篤斗を脅していました。そこに現れたのは、凌介の命を狙う怪しい宗教団体の信者・木幡由実=凌介の職場の常連クレーマー・バタコ(香里奈)。前半戦から怪しさ抜群だった2人の猟奇的な女性によるバッティングです。
そして第11話ラストでは、「私のお父さんが全部やりました。このままでは私もお母さんも家に帰れません。皆さんにお願いです。私のお父さんを殺してください」という娘・光莉を映した動画の録画シーンが流れました。
第12話の見どころ
SNSでは「真相に迫るどころか謎が増えた」との声が多かった第11話。「これで篤斗と真帆・光莉の誘拐事件の犯人は別だとわかったな」「バタコと二宮がつながっていそう」などの考察が続々と挙がっています。人は良さそうな「至上の時」店主・日野が、場を提供するだけで実質自分は何も動かないのに引っかかる声もあり、第11話では明確に「じゃあ俺はここで皆を待つ」と宣言したのも継続して気になるところ。
1月16日放送の第12話予告では、真犯人として真帆を疑う橘の姿、真帆が宗教に入っていたかどうかを聞く刑事の声、何者かに歩道橋の上から突き落とされる凌介の姿が映されていました。
さらに、木幡由実/バタコが凌介に声を掛けるシーンもあり、ようやく真相に近づいていきそうな予感。ちりばめられた伏線の回収に期待です。
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