職務経歴書で最も重視するのは「スキル・使用可能ツール」
最も回答数が多かったのは「スキル・使用可能ツール」(76票)でした。次いで「得意分野・活かせる経験」(40票)と続き、上位2項目で全体の過半数を超える結果に。IT人材の転職において、スキルや活かせる経験が重視されていることが分かりました。
採用担当者からは「やったことの羅列のみで、具体的な成果やそのための行動、本人の思考が見えないことが多い」といった声が寄せられました。職務経歴書で、自身のできることや考えを相手に伝えることが重要です。
応募書類に不足しがちな記載項目は「退職理由」
応募書類で記載が足りていない項目は、「退職理由」(59票)が最多でした。「退職理由」は採用担当者にネガティブな印象を与えかねないことから、記載が避けられている可能性があります。
しかし、ミスマッチや同じ理由での再転職を防ぐには、「退職理由」を解消し得る企業選びが大切です。退職理由を記載すれば、自分自身と向き合っている印象も企業に与えられるかもしれません。
企業が知りたいことは「希望する職務内容・待遇」
記載を充実させたほうが良い項目は、「希望する職務内容・待遇」(49票)が最多。「志望理由」(22票)よりも多い結果となりました。理由で多かったのは、「自社が希望を叶えられる環境か判断するため」です。書類選考で、具体的な志望理由を求める企業は多くないことが分かりました。
また、採用担当者からは「過去の経歴は直近の流れから想像することができるが、志向性に関しては想像が難しいため、記載してほしい」といった意見が見られました。
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