国民1人当たりの「かくれ資産」は34.5万円! 年末の大掃除で売却すると平均4.6万円!?

メルカリが、ニッセイ基礎研究所 生活研究部 上席研究員 久我 尚子氏監修で『日本の家庭に眠る「かくれ資産」』に関する調査を行いました。その結果分かった国民1人当たりの「かくれ資産」は、なんと34.5万円です!

国民1人当たりの「かくれ資産」は平均で約34.5万円(画像はメルカリのプレスリリースより。以下同)


メルカリは11月9~15日の期間、ニッセイ基礎研究所 生活研究部 上席研究員 久我 尚子氏監修のもと、「日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査を実施。その結果、日本全体のかくれ資産総額は推計約44兆円、2021年の大掃除で捨てる物を売却をすれば1人当たり平均約4.6万円になることが分かりました。
 

日本全国の「かくれ資産」は43兆7269億円

本調査でいう「かくれ資産」とは、「1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管している物を不要品とし、不要品保管数量調査およびメルカリの平均取引価格により不要品を金額に換算した数値」のこと。
 

今回の調査で明らかになったのは、日本の家庭にある「かくれ資産」の総額は推計約43兆7269億円。1世帯当たりでは約73.5万円、国民1人当たりでは平均約34.5万円になるとのことです。なお、調査対象は10〜60代の男女2549人です。
 

あくまで平均なので、これよりもはるかに多くの「かくれ資産」を持っている人もいるでしょう。既にメルカリなどのフリマアプリを活用して不用品を売っている人は、おそらく平均に満たないと思います。でも、生活をしている以上、何らかの不用品が出てくるので、「かくれ資産」がゼロになることはないでしょう。
 

書籍やCD ゲーム類の「かくれ資産」が増えている

書籍やCD ゲーム類の「かくれ資産」が増加


「かくれ資産」に関しては、2018年に皆のかくれ資産調査委員会がメルカリのデータ提供を受け、調査結果を発表しています。その際と比較して約2倍になっているのが「書籍・CD・ゲーム」のカテゴリです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で外出自粛になり、家で過ごす時間が増えたことが影響していると考えられます。
 

2021年12月現在は比較的外出がしやすくなっているので、家で過ごす時間が減り、書籍やCDゲームなどが使われていないことも推測されます。ちなみに「書籍・CD・ゲーム」の国民1人当たりの「かくれ資産」は平均で12万1493円となっています。
 

洋服や家電や家具などの「かくれ資産」も増加傾向

「書籍・CD・ゲーム」だけではなく、「服飾雑貨」「家具・家電・雑貨」「ホビー・レジャー」「美容・健康」のカテゴリでも、2018年と比較して「かくれ資産」が増えています。2021年のそれぞれの「かくれ資産」は以下の通りです。
  • 服飾雑貨:11万7078円
  • 家具・家電・雑貨:5万4962円
  • ホビー・レジャー:3万8152円
  • 美容・健康:1万3381円

普段使っていない洋服やバッグ、靴などを含めることもあり、服飾雑貨の「かくれ資産」が多くなってきます。
 

大掃除で出た不用品が全て売れたら、国民1人当たり平均4.6万円になる

大掃除で捨てる物を全てメルカリで売ったら約4.6万円に


今眠っている不用品の中で大掃除で捨てる予定の数を調査し、メルカリの平均取引価格と掛け合わせた結果も出ています。全国では推計約5兆8129億円になり、国民1人当たりでは平均4万5896円になりました。もし捨てる予定の物をメルカリで全て売ることができたら、約4万6000円になるとのこと。不用品をごみと思わずに4万6000円と思ってみると、出品のハードルもかなり低くなるかもしれませんね。
 

メルカリで不用品(かくれ資産)を売る場合には、まずは出品禁止物になっていないか確認しましょう。出品ができるようであれば、不用品をお金に換えて有意義に使っていくのも良さそうです。


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【関連リンク】
2021年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”調査(メルカリ)
2018年調査 日本の家庭に眠る“かくれ資産”総額は推計37兆円以上(みんなのかくれ資産調査委員会)

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