増える60代以上のメルカリユーザー

新型コロナによる外出自粛の影響で、家にいる時間が増えた昨今。そんな中、片付けをしたり、フリマアプリで不用品を売ったりする60代以上の人が増えていることを裏付けるデータが、メルカリ研究所(メルカリが運営)から発表されました。

60代以上のメルカリ利用者は「フリマアプリの売買相手に親近感を覚える」人が多いようで、個人情報の悪用など、トラブルに巻き込まれないか心配な側面もあります。ネットオークション暦15年、フリマアプリ歴5年以上の筆者が、60代以上のユーザーが安心してメルカリを利用するための注意点やポイントを紹介します。
 

60代以上のメルカリユーザーが増えている

60代以上のメルカリ利用動向(出典:メルカリ)

2020年4月から2021年3月の1年間、フリマアプリ「メルカリ」の取引データの分析を行ったところ、60代以上の年間利用者数と年間購入商品総数が前年の約1.4倍、年間出品商品総数に到っては前年比約1.6倍に増えていることが分かったのです。

1人あたりで見ると、約72個。これは20代の約2倍の数になります。出品を面倒とは思わずに、積極的にメルカリで不用品を売っていることが見て取れます。
 

ユーザー同士のつながりを重視する傾向でも……

フリマアプリ利用を通じて売買相手に親近感を覚えるか(出典:メルカリ)


今回の調査結果を見て、筆者が気になったのが、60代以上のフリマアプリ利用者34.8%が、「フリマアプリの売買相手に親近感を覚える」と回答している点です。コロナ禍で他人との関わりが減っているのは事実で、だからこそフリマの取引相手には「仲間」のような感覚を抱いてしまうのかもしれません。もちろん、それは悪い感情ではないのですが、メルカリユーザーの中には、他者との関わりを持ちたくないと思っている人もいます。
 

例えば商品を購入した後には、ちょっとした挨拶をメッセージで送ることが多いのですが、それを全くしないユーザーもいます(メッセージは強制ではありません)。もしユーザー同士のやり取りを楽しみにしているならば、そのような態度には「なんだか冷たい人」とか「なんか嫌な感じ」と思ってしまうかもしれません。でもこれはメルカリをどう使うのかという、個人のスタンスの違いなので、このような場合でも「ああ、そういう人なんだな」と思うことも必要です。
 

個人情報は絶対に教えないで!

個人情報は教えないで!


メルカリを利用するときには個別のアカウントを使うので、ユーザーの個人情報は他の人からは見えません。でも出品している商品を見ると、なんとなく出品者の年齢が推測できてしまうのは事実です。

例えば赤本や参考書を出品しているならば大学に入学する年齢、赤ちゃんグッズが多いなら20〜30代ではないか? と思えてしまいます。60代も同じで、何となく昔の物やレトロな雰囲気の物、なんだか高そうな焼き物などがあると、もしかしたら年齢が高いのかもと考えてしまいます。

そうなると注意したいのは、個人情報の悪用です。そんなことはあってはならないのですが、メルカリのアクティブユーザーが1800万人を超える中では、どんなことに使われるか警戒をした方がいいと思います。万が一を考えて、名前や住所は絶対に知らせないほうがよいでしょう。発送する時もメルカリ便を使って、匿名配送で送りましょう。またコメントのやり取りでも、必要な情報以外は一切伝えないという姿勢も大切です。

60代以上のユーザーは、今後も増えてくると筆者は考えています。出品しやすい環境やツールがある中で、周りの人がメルカリを始めたとなったら自分もやってみたいと思いますよね。メルカリは不用品をお金に換えられる便利なサービスなのは間違いありません。長く使っていくためにも、トラブルが起きないように注意したいですね。


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